特許

J-GLOBAL ID：200903044491835683

希土類-鉄系磁性体微粉末の安定化とこれを用いたボンド磁石の製造に関わる方法

発明者： 足立 吟也 ,  町田 憲一 ,  野口 健児 ,  西村 真史
出願人/特許権者： 足立 吟也
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平10-065145
公開番号（公開出願番号）：特開平11-260612
出願日： 1998年03月16日
公開日（公表日）： 1999年09月24日
要約：

【要約】【目的】 希土類-鉄系合金および金属間化合物磁性体微粉末表面を、優れた耐候性能を有する金属、合金または化合物で均一かつ完全に被覆し、良好な耐候性を付与した磁性粉末を作製する方法を提供すると共に、ここで表面被覆した磁性体微粉末を原料として耐候性に優れた高性能ボンド磁石を製造する。【構成】 優れた希土類-鉄系合金および金属間化合物、例えばSm2Fe17Nxなどの微粉末表面を、ヘキサンなどの有機溶媒中に均一に分散した状態で、これに可溶な金属塩、金属錯体および有機金属錯体の分解、還元により生成した金属、合金または化合物で均一かつ完全に被覆することで良好な耐候性を有する磁性体微粉末とする。さらに必要に応じてシリコーン油などの有機溶媒中に分散して加熱することで磁性体微粒子と被覆層との間での反応を進行あるいは密着性を向上せしめ、より耐候性に優れた磁性体微粉末とする。また、得られた表面被覆微粉末を原料として耐候性に優れた高性能ボンド磁石を製造する。

請求項（抜粋）：

優れた磁気特性を有する希土類-鉄系合金および金属間化合物の粒径20μm未満の磁性体微粉末表面を、有機溶媒中でZn、B、Al、Ga、In、C、Si、Ge、Sn、Pb、Bi、Cu、Ag、およびAuの金属塩、金属錯化合物および有機金属化合物を原料として、これらのうち少なくとも2成分以上を同時もしくは交互に分解、還元させ、この際生成する金属、合金または化合物により同時もしくは交互に被覆することで、微粉末の磁気特性および耐候性を効果的に向上させることを特徴とする技術。

IPC (5件)：

H01F 1/06 ,  B22F 1/02 ,  B22F 9/02 ,  B22F 9/04 ,  C22C 38/00 303

FI (5件)：

H01F 1/06 A ,  B22F 1/02 A ,  B22F 9/02 A ,  B22F 9/04 E ,  C22C 38/00 303 D