特許
J-GLOBAL ID:200903044497989160

大環状エステルの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-056070
公開番号(公開出願番号):特開平11-315076
出願日: 1999年03月03日
公開日(公表日): 1999年11月16日
要約:
【要約】【課題】 ジカルボン酸-ビス(グリコール)エステルの環化による一般式I:【化1】で示される大環状エステルの製造法。【解決手段】 大環状エステルIは、ジカルボン酸-ビス(グリコール)エステルII(a)、エステル(b)並びに一般式VI:HO-(CH2)n-OHで示されるグリコール(c)及び不活性の高沸点反応媒体(d)を、触媒(e)の存在下で、大きな表面積を有する蒸発器中で加熱し、これによって、グリコールの分離下に、グリコールIVと一緒に留去し、かつ凝縮によって取得される。【効果】 大環状エステルIが理論値の>90%の収率で得られる。
請求項(抜粋):
一般式I:【化1】〔式中、mは、6〜14の整数の意味を有し、nは、2〜6の整数を表す〕で示される大環状エステルを一般式II:HO-(CH2)n-O-CO-(CH2)m-CO-O-(CH2)n-OH〔式中、m及びnは、上記の意味を有する〕で示されるジカルボン酸-ビス(グリコール)エステルの環化によって製造するための方法において、ジカルボン酸-ビス(グリコール)エステルII(a)、場合により、エステルIIに対して100重量%までの、成分の点でエステルIIに相応する一般式III: H[O-(CH2)n-O-CO-(CH2)m-CO]x-O-(CH2)n-OH、式IV:H[O-(CH2)n-O-CO-(CH2)m-CO]x-OH及び/又は式V:HO-CO-(CH2)m-CO-[O-(CH2)n-O-CO-(CH2)m-CO]x-OH〔上記式中、m及びnは、前記の意味を有し、xは、>1の整数を表す〕で示されるエステル(b)並びにエステルII及びエステルIII〜Vのジカルボン酸成分に対して1〜50倍のモル量での一般式VI:HO-(CH2)n-OH〔式中、nは、式I〜Vの場合と同じ数値である〕で示されるグリコール(c)及びエステルII及びIII〜Vの重量の合計に対して0.1〜20倍の重量での不活性の高沸点反応媒体(d)を、触媒(e)の存在下で、大きな表面積を有する蒸発器中で、約0.1〜約500ミリバールの減圧で150〜350°Cの温度にまで加熱し、これによって、グリコールの分離下に、グリコールIVと一緒に留去し、かつ凝縮によって取得される大環状エステルIを生じさせることを特徴とする、大環状エステルの製造法。
IPC (2件):
C07D321/00 ,  C07B 61/00 300
FI (2件):
C07D321/00 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (12件)
  • 特開昭55-120581
  • 特開昭55-120581
  • 特開昭58-150587
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