特許
J-GLOBAL ID:200903044549607767

均一メッキ処理を可能にした電気メッキ処理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 利明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-239166
公開番号(公開出願番号):特開平11-061495
出願日: 1997年08月21日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】【課題】 シート状短冊製品をメッキ処理液中に搬送させながら電気メッキするに際して、電流が過度に集中してしまうシート状短冊製品の両側端部と下端部に対しても他のシート面と均等な電流が分布されるようにして均一なメッキ処理を可能にする。【解決手段】 シート状短冊製品Wの横向き間隔を該製品Wの側端部に電流が過度に集中されない狭い間隙幅となるよう治具2に取付けた係合体4の係合突起をローラチェーン8の係合ローラに係合させ、前記製品Wを陰極バー1に沿って横向きで直列にした搬送状態で搬送しながら電気メッキするものであり、前記各係合ローラのローラ間隔に対して前記各係合突起の突起間隔を半分の間隔になるよう狭く形成し、更に前記製品Wの製品下端部に電流が集中されないよう該製品Wの下端部の高さ位置に対応して昇降動する遮蔽板10を設けた。
請求項(抜粋):
陰極バー(1)に横移動自在に支持された治具(2)によってメッキ処理されるプリント基板などのシート状短冊製品(W)の製品上部を懸垂状態に挟持し、前記陰極バーから治具を介して製品上部で給電しながらメッキ処理タンク(3)内の処理液(A)中に複数の製品を横向きで直列にした搬送状態で搬送させて電気メッキする電気メッキ処理システムであり、前記治具(2)に断面略鋸歯状の複数の係合突起(5)をもつ係合体(4)を取付け、該係合体(4)の係合突起(5)と係合する複数の係合ローラ(9)を等間隔に設けたエンドレス状のローラチェーン(8)からなるチェーン駆動装置(7)を等速度で回転駆動させ、等速度で駆動される前記チェーン(8)の水平軌道にある前記係合ローラ(9)に対して前工程からメッキ処理工程へ間欠的に順次送られる前記シート状短冊製品(W)を挟持した前記治具(2)の係合突起(5)を各製品(W)の横向き間隔を該製品(W)の側端部に電流が過度に集中されない所定の狭い間隙幅となるよう所定の送りピッチで係合し、係合された前記ローラチェーン(8)の駆動によって前記治具(2)に懸垂状態に挟持された前記製品(W)を前記陰極バー(1)に沿って横向きで直列にした搬送状態で搬送するように構成し、横向きで直列にした搬送状態で搬送される前記シート状短冊製品(W)の製品下端部を該製品下端部に電流が集中されないように遮蔽する遮蔽板(10)をメッキ処理タンク(3)内に設け、前記ローラチェーン(8)の各係合ローラ(9)のローラ間隔に対して前記各係合突起(5)の突起間隔を半分の間隔になるよう狭く形成し、前記遮蔽板(10)をシート状短冊製品(W)の下端部の高さ位置に対応して昇降可能に構成したことを特徴とする均一メッキ処理を可能にした電気メッキ処理システム。
IPC (4件):
C25D 17/06 ,  C25D 7/06 ,  C25D 17/08 ,  C25D 17/10
FI (6件):
C25D 17/06 E ,  C25D 17/06 G ,  C25D 7/06 J ,  C25D 17/08 C ,  C25D 17/08 S ,  C25D 17/10 A

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