特許
J-GLOBAL ID:200903044552801787

並列処理シミュレーション方法及びその機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金倉 喬二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-269847
公開番号(公開出願番号):特開平9-114694
出願日: 1995年10月18日
公開日(公表日): 1997年05月02日
要約:
【要約】【課題】 複数のタスクが同時に共通領域をアクセスするというソフトウェアの欠陥を並列処理シミュレーション実行中に発見することができない問題を無くそうとする課題があった。【構成】 メソッドA-1が共有領域を含む場合には、並列処理シミュレーション機構がメソッドA-1のアクセス前に予めクリティカル宣言をメソッドA-1に記述しておく。この状態でタスク1が先にオブジェクトAの共有領域をアクセスすると、並列処理シミュレーション機構は共有領域をアクセス中であることを記憶する。そして、タスク2がタスク1のアクセス中にその共有領域をアクセスをしようとすると、その共有領域をアクセスする前に、並列処理シミュレーション機構が共有領域をアクセス中であることを認識し、タスク2のアクセスを中止し、シミュレーションを中断させるようにした。
請求項(抜粋):
オブジェクト指向プログラミングによるソフトウェアであって、そのソフトウェアが有する複数のタスクの並列処理を汎用コンピュータ上でシミュレーションする並列処理シミュレーション方法において、オブジェクト毎に含まれる複数のメソッドに対して予め文法解析して、複数のタスクがアクセスする共有領域を含むか否かを判断し、その共有領域を含む旨を示すクリティカル宣言を共有領域を含むメソッド毎に予め書き込んでおき、シミュレーション実行時にタスクがメソッドをアクセスする際に、そのメソッドにクリティカル宣言が書き込まれているか否かを判定し、クリティカル宣言が書き込まれている場合には、そのメソッドが含まれるオブジェクト毎に共有領域をアクセス中である旨を記憶しておき、そのアクセス中に他のタスクがそのオブジェクトをアクセスしようとした時には、既にアクセス中であることを認識してシミュレーションを中断させるようにしたことを特徴とする並列処理シミュレーション方法。
IPC (4件):
G06F 11/28 ,  G06F 11/28 340 ,  G06F 9/455 ,  G06F 17/00
FI (4件):
G06F 11/28 A ,  G06F 11/28 340 C ,  G06F 9/44 310 D ,  G06F 15/20 D

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