特許
J-GLOBAL ID:200903044567513745

連接水系の運用支援方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森田 雄一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-234069
公開番号(公開出願番号):特開平10-078804
出願日: 1996年09月04日
公開日(公表日): 1998年03月24日
要約:
【要約】【課題】 従来の運用支援方法では、運用・制御モードに応じた適切なスケジュール修正が不可能である。【解決手段】 各貯水池のパラメータ、ガイドベーン開度及び水位のスケジュール及び現在値等を用いて水系動特性シミュレーションを行い、その結果得られた各貯水池の現在以降の水位と水位スケジュールとを比較して計画逸脱の有無を判定する。計画逸脱の判定時に、現在の運用・制御モードを取り込んでそれに応じたメンバシップ関数及びファジィルールを決定する。前記水系動特性シミュレーションをファジィ推論周期だけ実行し、その結果を用いてファジィ推論を実行してガイドベーン開度補正量を得る。この補正量により補正したガイドベーン開度を用いて前記水系動特性シミュレーションを前回の停止時点から再度実行する。上記一連の処理を所定時間繰返し実行し、以後の修正されたガイドベーン開度、水位スケジュールを得る。
請求項(抜粋):
複数の貯水池及び発電機を有する連接水系の運用支援方法において、各貯水池の水位上限値・下限値・基準値、基準落差、定格流入量、等価面積、上流からの流下遅れ時間等からなる貯水池パラメータと、各貯水池のガイドベーン開度スケジュール及び水位スケジュールと、現在のガイドベーン開度及び水位と、上流貯水池放流量とを用いて水系動特性シミュレーションを行い、このシミュレーションにより得られた各貯水池の現在以降の水位と水位スケジュールとを比較して運用計画逸脱の有無を判定すると共に、運用計画逸脱と判定されて各貯水池のガイドベーン開度スケジュール及び水位スケジュールの修正が必要であるときに、貯水池制御システムの現在の運用・制御モードを取り込んで当該運用・制御モードに応じたメンバシップ関数及びファジィルールを決定し、前記水系動特性シミュレーションをファジィ推論周期に等しい時間だけ実行し、このシミュレーション結果を用いてファジィ推論を実行することにより推論結果としてのガイドベーン開度補正量を得ると共に、この補正量により補正したガイドベーン開度を用いて前記水系動特性シミュレーションを前回の停止時点から再度実行し、上記一連の処理を所定時間繰返し実行して現在以降の修正されたガイドベーン開度スケジュール及び水位スケジュールを得ることを特徴とする連接水系の運用支援方法。
IPC (3件):
G05B 13/04 ,  E03B 1/00 ,  G05B 13/02
FI (3件):
G05B 13/04 ,  E03B 1/00 A ,  G05B 13/02 N

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