特許
J-GLOBAL ID:200903044600630833

自動変速機の油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加古 宗男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-037832
公開番号(公開出願番号):特開平8-233091
出願日: 1995年02月27日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【目的】 変速ショックの発生やフィードバック制御の発散を抑える。【構成】 変速指令信号が出力されると、トルク相制御を開始し、設定時間Tjvだけ油圧回路中の電磁弁を全開状態にして変速機のクラッチ等の摩擦要素に作用させる油圧を急上昇させた後、油圧を予め運転条件に応じて設定された設定値に見込み制御する。この後、入力軸回転数NTが下がり始めると、イナーシャ相制御(フィードバック制御)を実行する。この際、油圧のフィードバック初期値を見込み制御の油圧の設定値より高く設定することで、フィードバック制御開始当初の摩擦要素の結合圧(油圧)を適正値に近付けて、フィードバック制御開始当初のクラッチへの供給油圧のオーバーシュートを小さくし、出力軸トルクのオーバーシュートやフィードバック制御の発散を抑える。この後、入力軸回転数NTが下がり終わる直前で、変速終了制御に移行し、油圧を徐々に上昇させる。
請求項(抜粋):
変速機の摩擦要素に作用させる油圧を制御して変速させるようにした自動変速機の油圧制御装置において、前記変速機の入力軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、変速指令信号が出力されたときに前記摩擦要素の油圧回路に油を急速充填する急速充填制御手段と、前記油の急速充填後に予め運転条件に応じて設定された特性に従って前記油圧を見込み制御するトルク相制御手段と、前記入力軸回転数検出手段により検出される前記入力軸回転数の変化に基づいて前記見込み制御からフィードバック制御に切り替えて前記油圧を制御するイナーシャ相制御手段と、前記フィードバック制御の油圧の初期値を前記見込み制御の油圧の設定値と異ならせて設定するフィードバック初期値設定手段とを備えたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/06 ,  F16H 59:14 ,  F16H 59:42

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