特許
J-GLOBAL ID:200903044609020833

液体燃料用燃料電池バッテリー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-015145
公開番号(公開出願番号):特開2001-236980
出願日: 2001年01月24日
公開日(公表日): 2001年08月31日
要約:
【要約】【課題】 可動装置に使用でき、燃料ガスを処理するために水を必要としない液体燃料用燃料電池バッテリーの提供。【解決手段】 液体燃料用燃料電池バッテリー1は軸線2aに沿って外周2bの内側に配置された電池スタック2と、改質された燃料ガスをスタック2の電池単位体20に供給できるスタック軸線2a上の分配通路21と、スタック外周2bに配置された再燃焼室22と、始動用補助バーナー3とを含む。部分酸化による改質により液体燃料を処理してCO、H2 を含む燃料ガスを作るために、電池スタックと連結して反応装置3が配設される。熱交換装置4が反応装置に一体化され、熱交換装置によってバッテリーの電流放出動作時(再燃焼室からの高温排ガスを使用)に、液体燃料が蒸発せしめられ、酸素搬送ガスが加熱される。熱交換装置の一部である送り込み位置6を経て、蒸発した燃料が加熱された酸素搬送ガスと接触して改質燃料ガスが形成される。燃料ガスは反応装置から電池スタックの分配通路に供給される。
請求項(抜粋):
軸線(2a)に沿って外周(2b)の内側に配置された電池スタック(2)と、改質された燃料ガスを電池スタック(2)の電池単位体(20)に供給できるスタック軸線(2a)上の分配通路(21)と、スタック外周(2b)に位置する再燃焼室(22)と、始動用補助バーナー(3)とを含む液体燃料用燃料電池バッテリー(1)において、部分酸化による改質によって液体燃料を処理してCOおよびH2 を含む燃料ガスを作るために電池スタックと連結して配置された反応装置(3)が設けられ、熱交換装置(4)が反応装置に一体化されており、その熱交換装置によって、バッテリーの電流放出動作時に、再燃焼室からの熱い排ガスを用いて液体燃料が蒸発せしめられるとともに酸素搬送ガスが加熱され、送り込み位置(6)が熱交換装置の一部であり、改質燃料ガスを形成するために、蒸発した燃料が、加熱された酸素搬送ガスと共に送り込み位置を経てもたらされ、かつこの燃料ガスを反応装置から電池スタックの分配通路に供給できるようになっていることを特徴とする燃料電池バッテリー。

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