特許
J-GLOBAL ID:200903044614368392

積層かしめコアを有した電機子およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-320329
公開番号(公開出願番号):特開平7-177710
出願日: 1993年12月20日
公開日(公表日): 1995年07月14日
要約:
【要約】【目的】 部品点数および組付工数の増加を招くことなく、電機子コイルを回転軸の軸心近傍に配置して回転動バランスの悪化を防ぎ、騒音や振動を少なくする。【構成】 積層コア12の内、最上層のコア単板16n および最下層のコア単板161 の複数のコアテイース部を、その一部を折曲して外周側から軸孔18方向に所定角度傾斜する傾斜面24A,26Aをプレス加工の一部において形成し、この傾斜面に倣って巻線が施されるので、巻線は回転軸14の近傍から順次行われる。これによって、電機子コイルによる重量のアンバランスの発生を抑え、この重量のアンバランスに基づく電機子の振動や騒音の発生を防止できる。また、傾斜面24A,26Aは、外周側に向かって高くなっているので電機子の回転によって巻線がスロット部から飛び出すことをも防止できる。
請求項(抜粋):
回転軸が固定される軸孔とこの軸孔を中心として放射状に配置された複数のコアテイース部とを有するコア単板を、鋼板を順送りしてプレス加工すると共にかしめ固定して所定枚数積層した積層かしめコアを有した電機子であって、前記積層かしめコアの内、少なくとも最上層および/または最下層に位置する前記コア単板の複数のコアテイース部に、当該コアテイース部の一部が折曲されて外周側から前記軸孔方向に向けて所定角度傾斜して形成された傾斜面と、前記積層かしめコアのコアテイース部間に形成されたスロット部と、前記傾斜面に倣って前記スロット部に巻線が施された電機子コイルと、前記積層かしめコアの前記巻線が接触する部分を絶縁被覆した絶縁層と、を備えたことを特徴とする積層かしめコアを有した電機子。
IPC (3件):
H02K 15/02 ,  H02K 1/26 ,  H02K 1/30
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭58-170343
  • 特開昭54-149820
  • 特開昭52-137610

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