特許
J-GLOBAL ID:200903044663542187
音声情報多重伝送方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
粟野 重孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-075227
公開番号(公開出願番号):特開平7-283804
出願日: 1994年04月14日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 複数の音声チャネルの音声情報を多重化伝送するとき、音声情報の遅延時間が短くなるように音声パケットを構成し、音声情報の品質を高くできるようにする。【構成】 送信側装置では、音声パケットの送出に先だって、複数の音声チャネルに同期した所定の単位時間ごとの音声入力の有音/無音の状態パターンを生成し、前記単位時間の同期パターンと前記状態パターンとで構成した同期パケット6を送出し、つぎに有音の音声情報のみで構成した音声パケット7を必要数だけ送出する。この動作の繰り返しで音声情報を出力する。受信側装置では、同期パケット6を受信して、音声パケット7の受信タイミングと音声パケット7における音声チャネルの配列を検出し、続いて音声パケット7を受信し、前記検出した音声チャネルの配列に従って音声パケット7を多重分離する。音声パケット7は音声情報のみで構成され、音声パケット生成時における音声情報の滞留遅延が小さい。
請求項(抜粋):
送信側装置において複数の音声チャネルの音声情報を固定長のパケットの情報部に多重して通信回線上に送出し、受信側装置において多重分離により個々の音声情報を前記パケットから取り出し、もとの音声チャネルの音声情報を生成する音声情報多重伝送において、送信側装置では、各音声チャネル間で同期した一定の単位時間ごとに、その単位時間内に各音声チャネルからそれぞれの音声情報符号化手段に入力されて蓄積された音声情報の有音/無音の判定を行い、各音声チャネルの有音/無音を示す状態情報を表す状態パターンを生成し、前記単位時間の区切りを表す同期パターンと前記状態パターンとで構成した同期パケットを音声パケット多重化手段を介して通信回線上に送出し、つぎに、有音であると判定した音声チャネルの前記単位時間内の音声情報を所定の音声チャネル順序で前記パケットの情報部分に配列して固定長の音声パケットを生成し、すべての有音の音声情報を格納するに必要な個数の前記音声パケットを順次に前記通信回線上に送出することにより、1回の単位時間内に入力した有音の音声チャネルの音声情報の送出を完了し、この動作を繰り返すことにより有音の音声情報を順次に伝送するようにし、受信側装置では、音声パケット多重分離手段において前記同期パケットを受信し、その同期パターンにより、続いて受信する音声パケットの受信タイミングを判定するとともに、状態パターンにより、受信する音声パケットにおける音声チャネルの配列を検出し、つぎに、音声パケットを受信し、前記検出した音声チャネルの順序に従って音声パケットを順次に多重分離してその音声チャネルに対応する音声情報復号化手段に配分出力することにより、1回の単位時間分の有音の音声情報の受信を完了し、この動作を繰り返すことにより多重化した音声情報を順次に受信するようにした音声多重伝送方法。
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