特許
J-GLOBAL ID:200903044677862109

エンジンのクランクシャフト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北谷 寿一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-306039
公開番号(公開出願番号):特開平9-144518
出願日: 1995年11月24日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 クランクシャフトのジャーナル部の潤滑油入口から遠い側のクランクピンの周面と近い側のクランクピンの周面との潤滑性能の落差を低減できながら、クランクシャフトの重量増加を抑制する。【解決手段】 クランクシャフト4の共通クランクアーム7bの偏心側周面部分13をクランクシャフト4の回転軸方向にずん胴状に形成するとともに、一方側クランクピン6aから共通クランクアーム7bを経て他方側クランクピン6bまで直線状に延びる重量軽減用の貫通孔15を形成する。その貫通孔15の孔径を一方のジャーナル部3の周面に開口した潤滑油入口9の口径よりも大きく形成するとともに、上記潤滑油入口9を貫通孔15を介して一方側クランクピン6aと他方側クランクピン6bとの周面にそれぞれ開口した潤滑油出口10に連通させる。
請求項(抜粋):
クランクシャフト(4)の両側のジャーナル部(3)(3)間に一方側クランクアーム(7a)と一方側クランクピン(6a)と共通クランクアーム(7b)と他方側クランクピン(6b)と他方側クランクアーム(7c)とを順に形成し、上記一方側クランクピン(6a)と上記他方側クランクピン(6b)とを同軸上に配置し、上記一方側クランクアーム(7a)と上記共通クランクアーム(7b)と上記他方側クランクアーム(7c)との少なくとも1つにカウンタウェイト(12)を設け、上記ジャーナル部(3)の一方に潤滑油入口(9)を開口し、上記一方側クランクピン(6a)と上記他方側クランクピン(6b)との周面に潤滑油出口(10)をそれぞれ開口し、上記クランクシャフト(4)内で上記潤滑油入口(9)を上記各潤滑油出口(10)にそれぞれ連通させて構成したエンジンのクランクシャフトにおいて、上記共通クランクアーム(7b)での上記クランクピン(6a)(6b)が設けられる偏心側周面部分(13)を上記クランクシャフト(4)の回転軸方向にずん胴状に形成して、その偏心側周面部分(13)の両端部に対して中間部が上記クランクシャフト(4)の回転軸側へ深く凹入しないように構成し、少なくとも上記一方側クランクピン(6a)から上記共通クランクアーム(7b)を経て上記他方側クランクピン(6b)まで直線状に延びる重量軽減用の貫通孔(15)を形成し、その貫通孔(15)の孔径を上記潤滑油入口(9)の口径よりも大きく形成し、上記潤滑油入口(9)を上記貫通孔(15)を介して上記各潤滑油出口(10)にそれぞれ連通させて構成した、ことを特徴とするエンジンのクランクシャフト。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭57-206715

前のページに戻る