特許

J-GLOBAL ID：200903044758481487

電磁波吸収体

発明者： 大西 兼司 ,  奥平 有三 ,  梅岡 一哲 ,  安藤 秀行 ,  辻 公志 ,  杉山 肇
出願人/特許権者： 松下電工株式会社
代理人 (1件)： 石田 長七 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-320995
公開番号（公開出願番号）：特開平8-181482
出願日： 1994年12月22日
公開日（公表日）： 1996年07月12日
要約：

【要約】【目的】 吸音性能を併せ持ち、且つ軽量で取り扱い性に優れた電磁波吸収体を提供する。【構成】 粉体4と繊維1とバインダー2とが混在した複合体3からなる。前記粉体4は誘電損失粉体4aであると共にこの粉体4が繊維1及びバインダー2により複合体の内部空隙5に保持されている。誘電損失粉体4aの誘電損失作用で電磁波吸収性能を得ることができ、しかも繊維1を主体とする複合体3が有する複雑な空隙5の構造に起因する電磁波散乱吸収作用が相まって、高い電磁波吸収性能を発揮させることができる。また複合体3は繊維1とバインダー2とが混在したものであるので、軽量で取り扱い性に優れると共に、その複雑な空隙5の構造によって高い吸音性能を得ることができ、しかも粉体4を複合することによる空隙5の構造の複雑化と、粉体4の振動作用とにより、複合体3の吸音性能を一層高めることができる。

請求項（抜粋）：

粉体と繊維とバインダーとが混在した複合体からなり、前記粉体は誘電損失粉体であると共にこの粉体が繊維及びバインダーにより複合体の内部空隙に保持されていることを特徴とする電磁波吸収体。