特許
J-GLOBAL ID:200903044760222596

非共沸混合冷媒を作動流体とするロレンツサイクル化ヒートポンプシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三觜 晃司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-306733
公開番号(公開出願番号):特開2000-130868
出願日: 1998年10月28日
公開日(公表日): 2000年05月12日
要約:
【要約】【課題】代替フロンとして共沸混合冷媒等を作動流体とする圧縮式のヒートポンプシステムにおいては、その冷媒によっては圧力が高くなるため耐圧面で圧縮機を改良する必要があったり、または冷媒漏洩時の組成管理が困難である等の課題があり、また、代替フロンとして非共沸混合冷媒を用いるものでは、組成の変化により能力が変化するため系が安定しない等の課題がある。【解決手段】そこで本発明では、非共沸混合冷媒を作動流体とするヒートポンプシステムにおいて、凝縮器3から膨張弁5を経て蒸発器4に至る冷媒経路6に、前記膨張弁を通る経路をバイパスする精留経路7を設けて冷媒を分流させる構成とし、この精留経路には減圧弁8を介して精留装置9を設置すると共に調節弁10を設けて、系に循環させる冷媒の組成を制御可能に構成し、凝縮器及び蒸発器は、二次流体による水冷対向流型熱交換器として動作させる構成のロレンツサイクル化ヒートポンプシステムを提案する。
請求項(抜粋):
非共沸混合冷媒を作動流体とするヒートポンプシステムにおいて、凝縮器から膨張弁を経て蒸発器に至る冷媒経路に、前記膨張弁を通る経路をバイパスする精留経路を設けて冷媒を分流させる構成とし、この精留経路には減圧弁を介して精留装置を設置すると共に調節弁を設けて、系に循環させる冷媒の組成を制御可能に構成すると共に、凝縮器及び蒸発器は、二次流体による水冷対向流型熱交換器として動作させる構成とし、環境条件に応じてサイクル計算を行い、冷媒の組成と流量、温度、圧力等のサイクル条件毎に成績係数、エクセルギー効率、熱効率等を算出して、サイクル条件の最適値を算出し、算出したサイクル条件に基づいてヒートポンプシステムを制御して、二次流体の出口温度を設定温度とする運転を行い、この実際の運転におけるサイクル条件を前記サイクル計算にフィードバックする制御を行うことを特徴とする非共沸混合冷媒を作動流体とするロレンツサイクル化ヒートポンプシステム

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