特許
J-GLOBAL ID:200903044774164912

環状圧電センサの組付け方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 喜多男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-319907
公開番号(公開出願番号):特開平5-142082
出願日: 1991年11月06日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】外周壁を内周壁に対して偏心させて、外周壁の周部に径方向へ張出す回止め周縁を形成した金属製外皮により、少なくとも環状圧電素子と、最下部に配置される偏心リング板とを含む集積体を包み込んで金属製外皮の繋ぎ目を偏心リング板の下面に位置させてなる構成の圧電センサSにあって、金属製外皮のかしめ加工を整一に施すこと。【構成】 金属製外皮7の、端部に折代x,yを延出させた外周壁7aと、内周壁7bとの間に生ずる偏心状の収納空隙に、偏心リング板6を位置させて圧電素子2を含む集積体1を内嵌して、まず、内周壁7bの折代xをかしめて偏心リング板6の内縁に密接させ、次に外周壁7aの折代yをかしめて偏心リング板6の外周縁に密接させることにより組付けたものであるから、外周壁7aと集積体1間に間隙sを生じていても、そのかしめ圧により集積体が傾斜することはなく、整一なかしめ加工を施すことができる。
請求項(抜粋):
外周壁を内周壁に対して偏心させて、外周壁の周部に径方向へ張出す回止め周縁を形成した金属製外皮により、少なくとも環状圧電素子と、最下部に配置される偏心リング板とを含む集積体を包み込んで金属製外皮の繋ぎ目を偏心リング板の下面に位置させてなり、シリンダヘッドのプラグ装着部に形成されたプラグ座と点火プラグとの間に挟圧保持されてシリンダ内圧力を検出する環状圧電センサにおいて、前記金属製外皮を、夫々の端部に折代を延出させて外周壁と、内周壁とが垂直状に垂下し、かつ両周壁間に偏心状の収納空隙を生じる有天環状にあらかじめ形成し、前記収納空隙に前記偏心リング板を最外部に位置させて集積体を内嵌して、前記偏心リング板で収納空隙を遮蔽すると共に、まず、内周壁の折代をかしめて偏心リング板の内縁に密接させ、次に外周壁の折代をかしめて偏心リング板の外周縁に密接させることにより組付けたことを特徴とする環状圧電センサの組付け方法。

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