特許
J-GLOBAL ID:200903044808232416

柔軟性薄形プレートヒートパイプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-255951
公開番号(公開出願番号):特開平8-086578
出願日: 1994年09月14日
公開日(公表日): 1996年04月02日
要約:
【要約】【目的】 蛇行細管ヒートパイプ内蔵のプレート形ヒートパイプの柔軟性及び可撓性を大幅に改善しその応用分野を拡大せしめる。【構成】 特願平5-241918号の蛇行細径トンネルヒートパイプ内蔵の薄形プレートヒートパイプを採用し、その積層構造素材として極めて展延性と可撓性に富む金属素材を用い、その厚さを4mm以下に構成するとともに、プレートの細径トンネルの蛇行パターンの間隙の所定の部分の所定の位置に、貫通スリット、非貫通スリット、点状連結スリット、舌状薄板構造部の何れかまたはそれらの組合わせに依る柔軟化構造を設けて構成した。[効果] その効果は極めて顕著であり、優れた柔軟性と可撓性の薄形プレートヒートパイプが得られ、これにより従来困難とされてきた広い分野に適用できる見込みが得られた。
請求項(抜粋):
プレートヒートパイプを構成するプレートは純アルミ及び純銅に代表される熱伝導性の良好な且つ柔軟性に富む金属素材からなる軟化処理された複数枚の薄板が積層接合されて一体化された厚さ3mm以下の薄肉軟質プレートであり、軟質プレートの中には同一平面上で蛇行する細径トンネルの薄層の所定の数の層が作り込まれてあり、この蛇行細径トンネルはループ形蛇行細管ヒートパイプ又は非ループ形蛇行細管ヒートパイプと同様な蛇行パターン及び同様な内部構造のループ形蛇行細径トンネルヒートパイプ又は非ループ形蛇行細径トンネルヒートパイプとして構成されてあり、且つこの細径トンネルの円形換算内径は2mm以下の細径であり、これによりトンネル内に封入されてあるヒートパイプ作動液がその表面張力と凝集力により常にトンネル内を閉塞し、如何なる保持姿勢でもこの閉塞状態を維持したままトンネルの軸方向に循環または振動するように構成されてあり、更に蛇行細径トンネルパターンの所定のパターン間隙の所定の部分には、プレートを貫通してパターン形成部分間を分離する貫通スリットが形成されてありこれを柔軟化構造とされてあるか、またはこのスリットはプレートを完全には貫通せず構成素材の薄膜が残されてありこれによりパターン形成部分間が極めて柔軟に連結された状態の非貫通スリットとして形成されてありこれを柔軟化構造とされてあるか、端縁切除型貫通スリットに依り分離されたプレートの所定の部分が自由端を有する可撓自在の舌状薄板部とし形成されてありこれを柔軟化構造としてあるか、スリットの長さ方向に断続する構成素材の薄膜により連結されてある点状連結スリットが形成されてありこれを柔軟化構造とされてあるか、これら4種類のプレートヒートパイプの柔軟化構造の何れかまたはそれらの組み合わせにより構成された柔軟化構造が施されてあることを特徴とする柔軟性薄形プレートヒートパイプ。
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開昭57-002986
  • 特開平3-110391
  • 特開平3-273669
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