特許
J-GLOBAL ID:200903044816805700

各ユーザーカードによる複数のアプリケーションの機密保持された独立管理を可能にする通信システム、対応するユーザーカード及び管理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-541706
公開番号(公開出願番号):特表2000-510977
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 2000年08月22日
要約:
【要約】本発明は、各々マイクロプロセッサ駆動のユーザーカード(ISLMモジュール:5)と連動する端末(4)から成る多重端末機器(1)を含んで成る通信システムに関する。各ユーザーカードには、複数のオブジェクトを含み少なくとも2つの別々のアプリケーションに対する媒体として役立つデータ記憶手段(8)が含まれており、ユーザーカードはアプリケーションに関する命令を実行するための手段(6,7)を含んでいる。ユーザーカードデータ記憶手段の中に収納されている各オブジェクトは、1セットの第1のアクセス条件により、第1の定義づけされたアクセス制御則と結びつけられている。各オブジェクトは同様に、少なくとも1つの代替的アクセス条件のセットにより定義づけされた少なくとももう1つのアクセス制御則とも結びつけられる。各々の代替的アクセス条件は、前記オブジェクトについて、前記その他の定義づけされたアクセス制御則を用いたアプリケーション(単複)に関連する少なくとも1つの命令の一群に対し適用可能である。各オブジェクトは同様に、1つのアプリケーションについてそのアプリケーションと共にどのアクセス制御則を使用すべきかを各々指示する複数のアクセス制御則インジケータとも結びつけられており、制御アクセス則インジケータはデータ記憶手段(8)内に記憶されている。
請求項(抜粋):
マイクロプロセッサ式ユーザーカード(SIMモジュール;5)と連動する1つの端末(ME;4)で各々構成されている複数の端末機器(MS;1)を含んで成るタイプの通信システムにおいて、 各々のユーザーカードは、複数のオブジェクト(MF,DF,EF)を含むデータ記憶手段(8)を内含し、このデータ記憶手段が少なくとも2つの全く異なるアプリケーション(appli.GSM,appli.dint.1〜appli,dist.1”;特典、支払い、GSM;「DF1」、「MF」)に対する媒体として役立ち、前記ユーザーカードには前記アプリケーションに属する指令の実行手段(6,7)が含まれており、 ユーザーカードのデータ記憶手段内に含まれた各オブジェクトが、1セットの第1のアクセス条件(cond.d'acc.std1〜cond.d'acc,stdK)により定義された第1のアクセス制御則(PCA Standard)に結びつけられており、前記第1のアクセス条件の各々が前記オブジェクトについて、前記第1のアクセス制御則を利用する単数又は複数のアプリケーションに属する少なくとも1つの指令の一群に適用される、通信システムであって、 各オブジェクトが同様に少なくとも1つのその他のアクセス制御則(PCA a distance n01,PCA a distance n02)に結びつけられており、各々のその他のアクセス制御則は、少なくとも1つの代替的アクセス条件のセット(cond.d'acc.a dist,1,cond.dacc.a dist.2)により定義づけされ、与えられたもう1つのアクセス制御則の代替的アクセス条件の各々が、前記オブジェクトについて、前記与えられたもう1つのアクセス制御則を利用する単数又は複数のアプリケーションに属する少なくとも1つの指令の一群に対し適用されること、 及び各々のオブジェクトは同様に複数のアクセス制御則インジケータに結びつけられ、各々のアクセス制御則インジケータは、前記アプリケーションの1つについて、このアプリケーションと共にどのアクセス制御則つまり第1の又はその他のいずれを利用すべきかを指示し、前記アクセス制御則インジケータは、前記データ記憶手段(8)の中に記憶されていること、を特徴とする通信システム。

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