特許
J-GLOBAL ID:200903044839144540

一体成形面ファスナー部材とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 武男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-189401
公開番号(公開出願番号):特開平10-146206
出願日: 1997年07月15日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】確実に伸びが抑えられ、糸条等が埋設されても簡単には裂けず、形態の安定した面ファスナー部材と製造方法とを提供する。【解決手段】互いに逆回転する多数の係合素子成形用キャビティ5 を周面に形成したダイホイール2 と、これに対して面ファスナーの基部厚みの間隙を持たせて対峙する対設ローラ7 との各周面に向けて、溶融樹脂4a,4b を連続的に射出する。同時に各溶融樹脂の合流点に向けて多孔性シート材料8 を導入するため、ダイホイールの周面で成形された基材部分 4a′′と対設ローラの周面で成形された平板状シート 3との中間に挟まれて多孔性シート材料が溶着されるので、成形された成形面ファスナー40の基部40a の厚み方向中央部に多孔性シート材料が埋設一体化される。
請求項(抜粋):
基部(40a) と多数の係合素子 (4a′) とが一体成形される面ファスナー部材(40)を連続的に製造する方法であって、周面に多数の係合素子用キャビティ(5) を有するダイホイール(2) を一方向に回転させること、前記ダイホイールと所定の間隔をおいて平行に対設された対設ローラ(7) をダイホイール(2) とは逆方向に回転させること、回転する前記ダイホイール(2) の周面に向けて第1射出ノズル(1) から溶融樹脂(4a)を連続的に射出して前記基部 (40a)の一部(4a ′′) を成形すると共に同溶樹脂(4a)の一部を前記係合素子用キャビティ(5) 内に充填させること、回転する前記対設ローラ(7) の周面に向けて第2射出ノズル(6) から溶融樹脂(4b)を所定幅で連続的に射出して前記基部(40a) の一部(3)を成形すること、前記ダイホイール(2) 及び対設ローラ(7) の各周面に担持されて周回する各基材部分 (4a′′, 3) の合流点に向けて樹脂受容性シート材料(8,80,80a,80b,80c,800)を連続的に供給し、前記基部部分 (4a′′, 3) との間に導入すること、合流した前記樹脂受容性シート材料(8,80,80a,80b,80c,800)を中心に配して、前記基材部分(4a ′′, 3) をダイホイール及び対設ローラにより押圧して一体化すること、樹脂受容性シート材料(8,80,80a,80b,80c,800)を埋設一体化した基部(40a) を係合素子 ( 4a′) と共に冷却すること、並びに冷却された面ファスナー部材(40)をダイホイール(2) の周面から係合素子 (4a′) と共に積極的に引き取ることを特徴とする一体成形面ファスナー部材の製造方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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