特許
J-GLOBAL ID:200903044847819866

スクラップポリエステルのエステルモノマーへの転化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-321983
公開番号(公開出願番号):特開平8-225496
出願日: 1995年12月11日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】【課題】 縮合タイプのポリエステル樹脂からエステル成分およびグリコール成分を回収し、次いで、それらをポリエステル樹脂の製造に直接使用できるモノマーに転化するための方法を提供することを目的とする。【解決手段】 溶解機中のスクラップ樹脂を反応機溶融物と合わせ、溶解機溶融物を反応機に移送して過熱メタノールと接触させて解重合し、得られたエチレングリコールおよびジメチルテレフタレートをビス(ヒドロキシエチル)テレフタレートに転化して、ポリエチレンテレフタレートの再生成用として直接使用可能な供給原料を得る方法である。
請求項(抜粋):
ポリエステルを受容するための溶解機(10);ポリエステルをモノマー成分に解重合するための反応機(14);モノマー成分を高沸点不純物から分離するための精留機(16);モノマー成分を低沸点不純物から分離し、そしてジメチルテレフタレートとエチレングリコールのエステル交換を行わせてビス(ヒドロキシエチル)テレフタレートにするための反応蒸留カラム(18);および加熱エチレングリコールを、そこから反応蒸留カラム(18)に導入するリボイラー(22)、を含んでなる装置を用いて、スクラップポリエステルを、ポリエステルの再生成に使用可能なモノマーに直接転化するための方法であって、前記方法が、a)ポリエステルを溶解機(10)に添加し、次いで前記ポリエステルを、反応機(14)からの溶融物と合わせてポリエステルの鎖長を減じさせる工程;b)溶解機(10)からの減鎖長ポリエステルを反応機(14)に移送する工程;c)過熱メタノールを反応機(14)に通してポリエステルを解重合させる工程;d)反応機(14)からの解重合生成物を精留機(16)に移送する工程;e)精留機(16)中の解重合生成物を、メタノールとモノマー成分を含有する気相と、より高い分子量の物質を含有する液相に分離する工程;f)前記気相を反応蒸留カラム(18)に移送する工程;g)i)ジメチルテレフタレートとエチレングリコール間のエステル交換反応を開始させるために、そしてii)より低い沸点の成分を除去するために、エチレングリコールとエステル化触媒を蒸留カラム(18)に導入する工程;そしてh)エステル交換反応を継続してビス(ヒドロキシエチル)テレフタレートを生成する工程、を含んでなる方法。
IPC (4件):
C07C 69/82 ,  C07C 67/03 ,  C07C 67/60 ,  C08G 63/00 NLK
FI (4件):
C07C 69/82 B ,  C07C 67/03 ,  C07C 67/60 ,  C08G 63/00 NLK

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