特許
J-GLOBAL ID:200903044904337172
収音装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-061518
公開番号(公開出願番号):特開平11-259090
出願日: 1998年03月12日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 気導マイクロホンにより収音された目的信号が周囲騒音に埋もれていても騒音の抑圧された目的信号を得る。【解決手段】 目的信号の音源に近い位置と、前記位置より目的信号の音源から離れた位置に設置されたマイクロホン1,2により収音された周囲騒音を含む信号を各々スペクトルに変換し(3,4)、各周波数成分ごとの振幅スペクトルのレベル差から(5)、マイクロホン1に含まれる目的信号の支配的な周波数成分を抽出し(6)、抽出されなかった周波数成分については、そのスペクトル強度から騒音レベルを推定し(8)、その推定した騒音レベルの大きさに応じて決定された騒音抑圧量で減衰を行い(10)、このような処理を行ったスペクトルを時間波形に変換することにより(11)、騒音の抑圧された目的信号を得る。
請求項(抜粋):
目的信号の音源に近い位置に設置された第1マイクロホンと、前記位置より目的信号の音源から離れた位置に設置された第2マイクロホンと、前記第1、第2マイクロホンの各々の出力信号を振幅スペクトルと位相スペクトルに変換する第1、第2スペクトル変換手段と、前記第1、第2スペクトル変換手段から出力される各周波数成分ごとの振幅スペクトルについて、相互のレベル差を計算するレベル差算出手段と、前記レベル差算出手段により出力される各周波数成分ごとのレベル差と、予め設定されたしきい値とを比較し、目的信号が支配的な周波数成分か否かを判定する音源周波数成分選択手段と、前記第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクトルから、前記音源周波数成分選択手段により目的信号が支配的と判定された周波数成分を抽出する音源周波数成分抽出手段と、前記第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクトルから、前記音源周波数成分選択手段により目的信号が支配的と判定されなかった周波数成分を抽出し、その振幅スペクトルから目的信号以外の騒音の振幅スペクトルあるいは出力レベルを推定する騒音レベル推定手段と、前記騒音レベル推定手段より出力される騒音の振幅スペクトルあるいは出力レベルに応じて騒音の抑圧量を決定する騒音抑圧量算出手段と、前記第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクトルにおいて、前記音源周波数成分選択手段において目的信号が支配的と判定されなかった周波数成分に対して、前記騒音抑圧量算出手段で決定した減衰を行う騒音周波数成分抑圧手段と、前記音源周波数成分抽出手段および前記騒音周波数成分抑圧手段より出力される振幅スペクトルを前記第1スペクトル変換手段により算出される位相スペクトルを用いて時間波形に変換する時間波形変換手段とを有することを特徴とする収音装置。
IPC (4件):
G10L 3/02 301
, G10L 3/00 511
, G10L 7/08
, G10L 9/00
FI (4件):
G10L 3/02 301 E
, G10L 3/00 511
, G10L 7/08 A
, G10L 9/00 F
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