特許
J-GLOBAL ID:200903044950349118

不均一部を有する装着形組立体が設けられた車両内の快適性を予測する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (9件): 中村 稔 ,  大塚 文昭 ,  熊倉 禎男 ,  宍戸 嘉一 ,  今城 俊夫 ,  小川 信夫 ,  村社 厚夫 ,  西島 孝喜 ,  箱田 篤
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-556587
公開番号(公開出願番号):特表2004-517333
出願日: 2001年12月19日
公開日(公表日): 2004年06月10日
要約:
本発明は、選択位置に試験装着形組立体が設けられた車両であって、該車両の最高等価速度Vmax(Vmaxは、所与の速度Vより大である)に到達することを可能にする滑らかな表面の走行手段上を所与の速度Vで走行する車両の快適性(騒音および振動)を予測する方法に関する。本発明の方法は、タイヤおよびその装着ホイールを備えた基準装着形組立体が同位置に設けられた車両の全伝達関数を確立する段階を有し、タイヤは組立体の周囲に均一に分布されたN個の実質的に同一の欠凹部を有し、該欠凹部は、円滑面上を走行中に、最低周波数Fminから最高周波数Fmaxまでの周波数範囲内で車両を付勢するように選択される。本発明の方法は、同じ走行手段上で走行する試験装着形組立体のホイール中心に生じる力を測定した後に、この力と、基準装着形組立体により得られた伝達関数とを掛けることにより、速度Vで走行する車両の騒音および振動の予測を行なう段階を有し、かつ車両には選択位置に試験装着形組立体が設けられている。
請求項(抜粋):
選択位置に試験装着形組立体が設けられた車両の快適性能(騒音および振動)を予測する方法において、試験装着形組立体はタイヤを有し、該タイヤは、シートとタイヤビードが支持される縁部とを備えた装着ホイールに装着され、前記車両は、滑らかな路面形式の走行媒体上を所与の速度Vで走行して、車両の等価最高速度Vmax(Vmaxは、所与の速度Vより大である)を達成でき、下記段階すなわち、 (a)タイヤおよびその装着ホイールを備えた基準装着形組立体を用意する段階を有し、周長πDのこの基準装着形組立体は、該装着形組立体の周囲に規則的に分布された実質的に同一のN個の凹凸部を有し、これらの凹凸部は、車両が滑らかな路面上を走行するときに、最低周波数Fminから最高周波数Fmaxまでの周波数範囲内で車両を起振するように選択され、この数Nは、次式すなわち、 N=整数部分((Fmax×πD)/Vmax)+1 により決定され、 ここで、Fmaxはヘルツ(Hz)、Dはメートル(m)、およびVmaxは1秒当りのメートル数(m/秒)であり、 (b)車両の選択位置に基準装着形組立体を設ける段階と、 (c)基準装着形組立体を回転させることができる走行媒体上に基準装着形組立体が載るように車両を位置決めする段階と、 (d)基準装着形組立体の回転速度を、車両の速度(Vmin、Vmax)と等価の回転速度範囲内に維持(working through)することにより、車両内の少なくとも1つの位置での騒音および振動を記録する段階とを有し、速度Vminは次式すなわち、 Vmin=(Fmin×πD)/N により定められ、 (e)基準装着形組立体のホイール中心に生じる力を測定する段階を有し、この基準装着形組立体は、段階(c)で使用される走行媒体上または段階(c)で使用される走行媒体と等価の走行媒体上で走行しかつ車両上の選択位置に一致する走行条件(回転方向、タイヤ圧力、荷重、回転速度範囲)に置くように装着され、 (f)車両上のこの位置について、基準装着形組立体のホイール中心で測定した力間の全伝達関数、および車両の騒音および振動を計算する段階と、 (g)速度Vと等価の回転速度で段階(c)で使用されるタイヤ圧力および荷重に等しいタイヤ圧力および荷重の条件下で、段階(c)からの走行媒体上または段階(c)で使用される走行媒体と等価の走行媒体上で走行する試験装着形組立体のホイール中心に生じる力を測定する段階と、 (h)段階(g)で得た力と段階(f)で計算した全伝達関数とを掛けることにより、速度Vで走行する車両の騒音および振動の予測を得る段階を更に有し、前記車両の選択位置には試験装着形組立体が設けられることを特徴とする方法。
IPC (2件):
G01M17/007 ,  B60C19/00
FI (2件):
G01M17/00 C ,  B60C19/00 H
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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