特許
J-GLOBAL ID:200903044967364005

高純度コバルト溶液の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-207252
公開番号(公開出願番号):特開2000-017347
出願日: 1998年07月07日
公開日(公表日): 2000年01月18日
要約:
【要約】【課題】 コバルト溶液から各種不純物を効率的に除去して高純度のコバルト溶液を製造する方法を提供する。【解決手段】 不純物として鉄、マンガン、亜鉛、カルシウム、銅を含有するコバルト溶液を、酸化還元電位をAg/AgCl電極基準で600mV以上で、かつpHが4.0以下になるように酸化しながら保持して鉄、マンガンおよび銅の一部を沈殿させ、必要に応じてさらに酸化還元電位をAg/AgCl電極基準で600mV以上で、かつpHを4.0以上として保持して銅の大部分を沈殿させた後、中和して生成した沈殿物を除去する第1の工程と、前記コバルト溶液中の亜鉛、カルシウムおよび前記第1の工程で残留した微量の不純物をアルキルリン酸により溶媒抽出する第2の工程と、該第2の工程で得られた不純物およびコバルトの一部を含有する有機相をpHを調整した水溶液で洗浄し、不純物とともに前記有機相に共抽出されたコバルトを回収する第3の工程と、該第3の工程で得られた有機相を鉱酸で処理し、該有機相に残存している不純物を逆抽出して有機相を再生する第4の工程とからなることを特徴とする。
請求項(抜粋):
不純物として鉄、マンガン、亜鉛、カルシウム、銅を含有するコバルト溶液を、酸化還元電位をAg/AgCl電極基準で600mV以上で、かつpHが4.0以上になるように制御して酸化し中和して生成した鉄、マンガン銅の沈殿物を除去する第1の工程と、前記コバルト溶液中の亜鉛、カルシウムおよび前記第1の工程で残留した微量の不純物をアルキルリン酸により溶媒抽出する第2の工程と、該第2の工程で得られた不純物およびコバルトの一部を含有する有機相をpHを調整した水溶液で洗浄し、不純物とともに前記有機相に共抽出されたコバルトを回収する第3の工程と、該第3の工程で得られた有機相を鉱酸で処理し、該有機相に残存している不純物を逆抽出して有機相を再生する第4の工程とからなることを特徴とする高純度コバルト溶液の製造方法。
Fターム (6件):
4K001AA07 ,  4K001BA21 ,  4K001DB23 ,  4K001DB25 ,  4K001DB31 ,  4K001DB34

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