特許
J-GLOBAL ID:200903044974823341

誘導電動機制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 強 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-104314
公開番号(公開出願番号):特開平5-297079
出願日: 1992年04月23日
公開日(公表日): 1993年11月12日
要約:
【要約】【目的】 誘導電動機14をインバータ16によって可変速度制御するシステムにおいて、インバータ16から計測用電圧を印加しその時に流れる巻線電流Iuから電動機14の一次、二次抵抗r1 、r2 及び漏洩リアクタンスx、励磁リアクタンスXを計測できるようにする方法を提供する。【構成】 巻線にインバータ16から所定値の直流電圧Eを印加してその巻線電流Iuが漸増する過度状態を所定時間形成させてから印加電圧Eを徐々に減少させながら、巻線電流Iuの増加率を鈍化させる過程を経て巻線回路を定常状態に移行させる。この操作の間の、過度状態時の電流変化率からxを演算し(S5)、電流増加率の鈍化期間の電流値からr1 +r2 を演算し(S6)、印加電圧の減少カーブからXを演算し(S8)、定常時の電流からr1 及びr2 を確定する(S7)。
請求項(抜粋):
直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータを介して接続された誘導電動機の巻線に前記スイッチング素子の特定のオンオフパターンを選択することによって初期電圧として所定の直流電圧を印加する手段と、前記初期電圧の印加に伴い巻線電流が所定の増加率で漸増する過度状態を所定時間経過した後に前記巻線電流が略一定化されるように巻線への印加電圧を前記初期電圧から徐々に減少させる制御を行う定電流化制御手段と、この定電流化制御手段により前記巻線電流が略一定化されるまでその巻線電流値を所定の時期にサンプリングするサンプリング手段と、このサンプリング手段によりサンプリングされたデータのうち、前記過度状態時におけるサンプリングデータが示す電流増加率から電動機の漏洩リアクタンスを算出する第1の演算手段と、電流増加率が減少される制御期間のサンプリングデータが示す定常値成分から一次及び二次合成抵抗を算出する第2の演算手段と、前記定電流化制御手段による巻線への印加電圧変化特性から励磁リアクタンスを算出する第3の演算手段と、前記定電流化制御手段により巻線電流がほぼ一定化された定常状態時のサンプリングデータから前記一次及び二次抵抗の各値を確定する演算を行う第4の演算手段とからなる誘導電動機制御装置。
IPC (3件):
G01R 31/34 ,  G01R 27/14 ,  H02P 7/63 302

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