特許
J-GLOBAL ID:200903045001643435

論理回路の合成方法、半導体装置の製造方法および二分決定グラフの最適化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 薄田 利幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-097132
公開番号(公開出願番号):特開平9-006821
出願日: 1996年04月18日
公開日(公表日): 1997年01月10日
要約:
【要約】【課題】論理回路の合成に用いる二分決定グラフの探索を効率的に行う。【解決手段】論理関数から、アンドゲートとオアゲートからなる仮の回路を合成し、2つの入力変数が同時に関係するこの回路のゲート数を数えてその2つの入力変数間の相関度とする。すべての入力変数間の相関度を求めて、相関行列を作成する。相関行列上で相関度のより強い入力変数の組から順次グループにまとめ、そのグループを相関ツリーに順次登録し、グループ間相関ツリーを作成する。相関度の最も弱いグループから順次これらのグループを選択し、それぞれのグループのメンバのグループ内順序を順次変更して、そのグループ内で最適条件(例えば、ノード数、遅延時間または面積などが最小)を満たす二分決定グラフを探索する。こうして得られた二分決定グラフの各ノードをセレクタ回路で置き換え、さらに各セレクタをトランジスタレベルの回路に置き換えて論理回路を合成する。
請求項(抜粋):
合成すべき論理回路の一群の入力信号を表す一群の入力変数と該論理回路の出力信号を表す少なくとも一つの出力変数との間の関係を規定する論理関数に基づいて、その論理回路を計算機システムにより合成する方法であって、その計算機システムにより実行される次のステップを有するもの。(a)それぞれ上記一群の入力変数の間の論理的な相関の強さを表す階層に配列された複数のグループを、上記論理関数に基づいて決定し、ここで、相対的に上位のグループは、相互に相対的に小さな相関を有するメンバを包含し、各グループのメンバは、そのグループより一つ下位の一つのグループもしくはそのグループより下位のグループのいずれにも属していない入力変数であり、(b)上記複数のグループを上位のグループから順次選択し、(c)ステップ(b)で一つのグループが選択されるごとに、その選択されたグループのメンバ間のグループ内順序を所定の条件を満たすように決定し、(d)ステップ(c)を上記複数のグループに対して実行した結果決定された該複数のグループに対するグループ内順序により定まる、上記一群の変数の順序に対応する二分決定グラフを、上記論理関数に対する二分決定グラフとして決定し、(e)決定された二分決定グラフを論理回路にマッピングし、得られた論理回路を上記論理関数に対する論理回路として出力する。

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