特許
J-GLOBAL ID:200903045018913649

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-264408
公開番号(公開出願番号):特開平11-101108
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のバルブタイミング制御装置において、バルブタイミング可変機構自体の回転から生じる内部ロータの進角・遅角方向への運動性の不均等を改善し、ひいてはその制御性を向上する。【解決手段】 バルブタイミング可変機構11は、互いに同一軸心を有する第1の回転体(ハウジング)28とそのハウジング28内部に在して吸気側カムシャフトと一体に連結され、3枚のベーン32を備える第2の回転体(内部ロータ)29とを有して構成される。各ベーン32は、その左右の側面のうち、一方を直線状、他方を段状とし、ハウジング28内を進角側油圧室13(直線状の側面側)と、遅角側油圧室14a及び空気室14b(段状の側面側)とに区画する。各油圧室13,14aへの油圧制御に基づきバルブタイミングが制御される。空気室14bは、通気孔75を介して機構11外部と連通している。
請求項(抜粋):
内燃機関の出力軸及びカムシャフトの一方に連動して回転するとともに内部に凹部を有するハウジングと、同機関出力軸及びカムシャフトの他方に連結されてこのハウジング内に回動自在に収容されるとともに、同ハウジングの前記凹部を区画する受圧羽根を有してその両側に第1及び第2の圧力室を形成する内部ロータとを備え、該形成される圧力室への液圧制御に基づくそれらハウジング及び内部ロータの相対回転位相の変更に応じて前記カムシャフトにより開閉駆動されるバルブのバルブタイミングを制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記ハウジングは前記凹部の前記バルブタイミングを遅角せしめる側の圧力室に対応する一部が段状に突設されてなるとともに、同凹部を区画する前記受圧羽根も、ハウジングの同形状に対応してその一部が前記突設部に摺接されつつ回動対向面がハウジングと各々同時当接される切欠き部を有し、ハウジング及び受圧羽根の該摺接部を介して区画される一方の空間には外気と連通する連通孔が設けられ、同区画される残りの空間にて前記バルブタイミングを遅角せしめる側の圧力室が形成されることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。

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