特許
J-GLOBAL ID:200903045021405395

流体反力及び調整可能なキックを有するブレーキブースタ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-508757
公開番号(公開出願番号):特表平8-501745
出願日: 1993年08月27日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】このブレーキブースタ装置はマスターシリンダ(2)を組付けた空気圧ブレーキブースタ(1)を包含する。ブースタは弁(7)を支持した可動の空気圧ピストン(5)を包含し、流体反作用原理に従って機能し、マスターシリンダの流体ピストン(11)はブースト力を受ける中空の可動シリンダ(13)と、入力を受ける副流体ピストンとを包含し、これら2つの力が全駆動力を構成する。調整可能な弾性力を発揮するコイルスプリング(22)が、副流体ピストンと可動シリンダとの間に配置されて、駆動力の零ではない最小値の調整を許容する。
請求項(抜粋):
1 一方において、ブレーキ流体を満たされ、共に軸線方向に作用する入力とブースト力とから成る駆動力を受けるようになっている主流体ピストン(11)を設けたマスターシリンダ(2)と、他方において、弁(7)の開作動を制御する制御ロッド(8)に前記入力を加えることにより制御されて主流体ピストンに前記駆動力を発揮できる空気圧ブースタ(1)とを包含し、ブースタが少なくとも可動壁(4)によって2つの室(3a,3b)に密封態様で分離された剛性ケーシング(3)を包含し、可動壁が弁の開作動から起こる2つの室間の圧力差によって作用し、ケーシングに対して移動可能な空気圧ピストン(5)を駆動でき、空気圧ピストンが弁を支持し、前記ブースト力の伝達に少なくとも寄与している自動車用ブレーキブースタ装置において、マスターシリンダの主流体ピストン(11)が、マスターシリンダに連通し且つブースト力の少なくとも一部分を受ける中空の可動シリンダ(13)を包含し、この可動シリンダ内では、少なくとも前記入力を受けることができる副流体ピストン(14)が密封態様で軸線方向に摺動し、前記副流体ピストン(14)と前記可動シリンダとの間で調整可能な弾性力を発揮する弾性装置(22)が該可動シリンダ内に配置され、前記副流体ピストンをマスターシリンダの方向に押し、前記弾性力の調整が駆動力の零ではない最小値の調整を可能にしていることを特徴とする自動車用ブレーキブースタ装置。2 請求項1記載の装置において、前記弾性装置が副流体ピストンの環状段部(14a)と可動シリンダにねじ込んだねじ付ブッシュ(20)との間に捕捉されるコイルスプリング(22)から成り、このブッシュが可動壁から来るブースト力を可動シリンダに伝達することを特徴とする装置。3 請求項2記載の装置において、ねじ付ブッシュ(20)が、調整可能な長さを有するように一方が他方にねじ込まれた2つの部品(20b,20c)で構成されていることを特徴とする装置。4 請求項2記載の装置において、入力が調整可能なスラストロッド(21)によって前記副流体ピストンに伝達されることを特徴とする装置。5 請求項3記載の装置において、ねじ付ブッシュ(20)が、調整可能な全長を有するように一方が他方にねじ込まれた2つの部品(20b,20c)で構成されていることを特徴とする装置。

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