特許
J-GLOBAL ID:200903045037548803

輪郭補正装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外9名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-061762
公開番号(公開出願番号):特開平11-261848
出願日: 1998年03月12日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 補正歪の軽減と鮮鋭度の向上の視覚上のバランスを保ちながら適切な輪郭補正が行え、画像の「斜めエッジ」に対しては歪が生じず、また単なるエッジではない斜め成分を多く含む「斜め模様」の高精細成分は強調できること。【解決手段】 保持回路3は、注目画素に対して斜め両方向近傍に位置する複数の画素に対する映像信号とをそれぞれ保持する。斜め方向成分検出回路9は、注目画素の輪郭方向を全方向で検出し、うち、斜め片方向と、斜め両方向を区別して検出し対応する制御信号を出力する。出力回路8は、斜め方向成分検出回路9から斜め片方向検出の制御信号を受けると水平,垂直の輪郭補正回路5,7から出力された映像信号のゲインを所定量制限して出力し、斜め両方向検出の制御信号を受けると水平、垂直の輪郭補正回路5,7から出力された映像信号のゲインを制限せずに出力する。
請求項(抜粋):
注目画素の映像情報と、該注目画素に対して水平方向近傍に位置する複数の画素に対する映像情報とに基づいて、該注目画素に対する映像情報の振幅の水平方向に対する振幅レベルを調整し、水平方向に輪郭補正した映像情報を出力する水平方向輪郭補正手段と、注目画素の映像情報と、該注目画素に対して垂直方向近傍に位置する複数の画素に対する映像情報とに基づいて、該注目画素に対する映像情報の振幅の垂直方向に対する振幅レベルを調整し、垂直方向に輪郭補正した映像情報を出力する垂直方向輪郭補正手段と、注目画素の映像情報と、該注目画素に対して水平方向近傍及び垂直方向近傍に位置する複数の画素の映像情報と、該注目画素に対して斜め方向近傍に位置する複数の画素の映像情報とに基づいて、該注目画素の輪郭方向を検出し、該輪郭方向が水平方向、垂直方向、斜めのどちらかの方向、斜めの両方向、およびいずれでもないことを表す制御情報を出力する輪郭方向検出手段と、前記輪郭方向検出手段から出力された制御情報に基づいて、前記水平及び垂直輪郭補正手段からそれぞれ出力された映像情報の重みづけ加重及びゲインの比率を変更し輪郭補正した映像情報として出力する加算手段とを有する輪郭補正装置。

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