特許
J-GLOBAL ID:200903045049389450

熱可塑性エラストマー積層体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-231975
公開番号(公開出願番号):特開平5-069510
出願日: 1991年09月11日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】【構成】 本発明の熱可塑性エラストマー積層体は、ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴムと、オレフィン系プラスチックと、α,β- 不飽和カルボン酸もしくはその誘導体、または不飽和エポキシ単量体とを含有するブレンド物が、有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理されて部分的に架橋されているグラフト変性ポリオレフィン系エラストマーからなる層[I]と、超高分子量ポリオレフィン組成物および滑性樹脂からなる層[II]とから構成されている。【効果】 本発明の熱可塑性エラストマー積層体は、層間接着性が著しく優れ、また、従来の加硫ゴムとナイロン繊維とからなる複合材、あるいは軟質ポリ塩化ビニルと比較して軽量であり、可塑剤などの滲出による表面のベタつきもなく、しかも、機械的強度、耐熱性、耐熱老化性、耐候性、耐摩耗性、耐傷付性、摺動性および寸法安定性に優れている。
請求項(抜粋):
グラフト変性ポリオレフィン系エラストマー(1)からなる層[I]と、超高分子量ポリオレフィン組成物(2)およびポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂および熱可塑性ポリエステル樹脂からなる群から選ばれる滑性樹脂(3)からなる層[II]とからなる熱可塑性エラストマー積層体であって、該グラフト変性ポリオレフィン系エラストマー(1)が、(a)ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム95〜10重量部と、(b)オレフィン系プラスチック5〜90重量部[成分(a)および(b)の合計量は、100重量部とする]と、(c)α,β-不飽和カルボン酸もしくはその誘導体、または不飽和エポキシ単量体0.01〜10重量部とを含有するブレンド物が、有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理されて部分的に架橋されているグラフト変性ポリオレフィン系エラストマーであり、該超高分子量ポリオレフィン組成物(2)が、(A)極限粘度[η]が6dl/g以上の超高分子量ポリオレフィン90〜10重量部と、(B)極限粘度[η]が0.1〜5dl/gのポリオレフィン10〜90重量部とを含む組成物からなり、かつ、該超高分子量ポリオレフィン(A)および/またはポリオレフィン(B)が不飽和カルボン酸およびその誘導体から選ばれる少なくとも1種の変性用単量体(C)で変性されている超高分子量ポリオレフィン組成物であることを特徴とする熱可塑性エラストマー積層体。
IPC (5件):
B32B 25/08 ,  B32B 7/02 101 ,  B32B 27/32 101 ,  C08L 51/06 LLE ,  C08L 23/26 LDA

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