特許
J-GLOBAL ID:200903045060357683
球状黒鉛鋳鉄部材の製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高石 橘馬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-132818
公開番号(公開出願番号):特開平9-296215
出願日: 1996年04月29日
公開日(公表日): 1997年11月18日
要約:
【要約】【課題】 優れた曲げ特性及び耐衝撃性等の機械的強度を有する球状黒鉛鋳鉄部材を製造する方法を提供する。【解決手段】 Mn、Cu及びSnからなる群から選ばれた少なくとも1種のパーライト安定化元素を含有する球状黒鉛鋳鉄からなり、フェライト化率が60%以上で少なくとも0.5 mmの厚さを有する表層部と、基地の大部分がパーライト相からなる内部とを有する球状黒鉛鋳鉄部材を製造する方法であって、(1) 基地全体が実質的にオーステナイト化する温度で熱処理し、(2) 表層部のフェライト化が内部のパーライト化より先に起こる冷却速度(5〜20°C/分)で冷却し、(3) 前記表層部の基地がフェライト相のままで内部基地のパーライト化が起こる温度(730 〜750 °C)に、前記球状黒鉛鋳鉄部材を保持することにより熱処理し、(4) 内部のパーライト化が完了した直後に冷却することを特徴とする。
請求項(抜粋):
Mn、Cu、Sn、Sb及びPbからなる群から選ばれた少なくとも1種のパーライト安定化元素を含有する球状黒鉛鋳鉄からなり、フェライト化率が60%以上で少なくとも0.5 mmの厚さを有する表層部と、基地の大部分がパーライト相からなる内部とを有する球状黒鉛鋳鉄部材を製造する方法において、(1) 基地全体が実質的にオーステナイト化する温度で熱処理し、(2) 表層部のフェライト化が内部のパーライト化より先に起こる冷却速度で冷却し、(3) 前記表層部の基地がフェライト相のままで内部基地のパーライト化が起こる温度に、前記球状黒鉛鋳鉄部材を保持することにより熱処理し、(4) 内部のパーライト化が完了した直後に冷却することを特徴とする球状黒鉛鋳鉄部材の製造方法。
IPC (2件):
FI (2件):
C21D 5/00 T
, C22C 37/04 F
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