特許
J-GLOBAL ID:200903045107606610

呼吸性を有する建物構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 酒井 一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-217077
公開番号(公開出願番号):特開平8-082017
出願日: 1994年09月12日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】【構成】建物の外壁及び屋根部材を含む外面体と内壁体との間に、空気が流通し、外気導入手段に連通する第1の通風空間と、空気流通が可能であって、建物土台の床下空間と連通する第2の通風空間とを備え、建物の屋根部材に、前記各々の通風空間内の空気を換気する換気手段を設け、建物基礎部に、床下空間の空気を換気する開閉自在の換気手段を備えた建物構造であって、前記各々の通風空間との間に、仕切部材を設け、少なくとも前記各々の通風空間を形成する面に、結露防止作用を示す建材を設けた呼吸性を有する建物構造。【効果】前記建物は、耐火性、耐久性、断熱性、気密性、保温性等を保持し、特に結露防止作用に優れ、四季を通じて居住者に対して健康的な環境を与える。また換気手段の開閉を制御して、四季を通じて建物内の温度及び湿度を快適状態に維持し、冷暖房に要するコストを低減できる。
請求項(抜粋):
建物の外壁及び屋根部材を含む外面体と内壁体との間に、該外面体の内側面に沿って設けた、空気が流通し、外気導入手段に連通する第1の通風空間と、該第1の通風空間の内側に設けた、空気流通が可能であって、建物土台の床下空間と連通する第2の通風空間とを備えており、建物の屋根部材に、前記第1の通風空間内の空気を換気する換気手段及び前記第2の通風空間の空気を換気しうる遮蔽機構付き換気手段を設け、建物基礎部に、床下空間の空気を換気する開閉自在の換気手段を備えた建物構造であって、前記第1の通風空間と第2の通風空間との間に、各々の通風空間を連通させない仕切部材を備え、少なくとも前記第1及び第2の通風空間を形成する面に、吸水率60%以上の結露防止作用を有する建材を設けたことを特徴とする呼吸性を有する建物構造。

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