特許
J-GLOBAL ID:200903045126658396

形状記憶合金アクチュエータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-047004
公開番号(公開出願番号):特開平5-248342
出願日: 1992年03月04日
公開日(公表日): 1993年09月24日
要約:
【要約】【目的】 クランク等の直線運動や揺動運動を回転運動に変換するための特別な構造を必要とせず、形状記憶合金の変形-形状回復動作によって、直接的に回転運動等の周回運動を行わせることのできる形状記憶合金アクチュエータの提供。【構成】 シャフト3は支点5でフレーム1に転動可能に保持されている。形状記憶合金で形成された4つの形状記憶バネSMAを、加熱時に記憶された一定の自由長より常温時の伸張された状態で、一端はシャフト3上の支点5から所定距離の位置に固定し、他端はフレーム1に固定して約90度おきに放射状に配置してある。そして、シャフト3周りに順番に通電して加熱することにより、加熱された形状記憶バネSMAが記憶された自由長に戻ろうとする張力でシャフト3が対応する方向へ傾けられ、結果として、シャフト3に支点5を中心とする錐状の周回運動を行わせることができる。
請求項(抜粋):
固定側となるフレームに、長手方向の所定位置を支点とし該支点において転動可能に保持されたシャフトを備え、形状記憶合金で形成された少なくとも3つの駆動体を、加熱時に記憶された一定の自由長より常温時の圧縮あるいは伸張された状態で、その一端は上記シャフト上の上記支点から所定距離の位置に固定し、他端は上記フレームに固定して放射状に配置し、上記少なくとも3つの駆動体に対して、上記シャフト周りに順番に通電して加熱することにより、加熱された駆動体の記憶された自由長に戻ろうとする張力あるいは付勢力で上記シャフトがその加熱された駆動体に対応する方向へ傾けられ、結果として、上記シャフトに上記支点を中心とする錐状の周回運動を行わせるようにしたことを特徴とする形状記憶合金アクチュエータ。

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