特許
J-GLOBAL ID:200903045161411670
移動無線通信システム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-120504
公開番号(公開出願番号):特開平9-307940
出願日: 1996年05月15日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】移動通信端末が通信中に高速に移動するときに生じるハンドオーバー処理の発生回数を低減する。【解決手段】各無線基地局400a〜400cは、移動通信端末100が移動可能な経路に沿って配置される。無線ゾーンを移動通信端末100が想定した移動速度で横切る時間である単位期間の各々において、無線基地局400bは、前単位期間に無線基地局400aが上り用無線伝送路300a0上の無線回線に中継していた信号回線を、上り用無線伝送路300b0上の無線回線に中継する。この際、無線基地局400a、bが同じ信号回線の中継を行う無線回線の周波数帯および時間帯は等しい。したがって、移動通信端末100が想定した速度で上り方向に移動する場合には、ハンドオーバー処理を行うことなしに、上り用無線伝送路300a0上の無線回線に引き続いて上り用無線伝送路300b0上の無線回線を用いて同じ信号回線との通信を行うことができる。
請求項(抜粋):
ネットワークに通信回線を介して接続した複数の無線基地局と、無線基地局から割り当てられた無線回線を介して無線基地局と接続する移動通信端末とを備え、各移動通信端末が無線基地局から割り当てを受けた無線回線の品質が所定の基準以下に劣化した場合に、当該無線回線に代えて新たな無線回線の割り当てを無線基地局より受けるハンドオーバー処理を行う移動無線通信システムであって、各無線基地局は、移動通信端末の利用者が移動可能な経路に沿って配置されており、前記各無線基地局は、通信回線を選択する選択処理を行う第1選択手段と、第1選択手段が選択した通信回線と第1の無線回線との間の中継を行う第1中継手段とを有し、前記各無線基地局の第1選択手段は、所定の単位期間の各々において、前単位期間に前記経路上に設定した所定の方向に隣接する無線基地局の第1選択手段が選択していた通信回線を選択するよう前記選択処理の内容が予め規定されており、前記各無線基地局の各第1中継手段が中継を行う各第1の無線回線が伝送される周波数帯および時間帯は等しいことを特徴とする移動無線通信システム。
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