特許
J-GLOBAL ID:200903045201242575

硬質被覆層がすぐれた切粉潤滑性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-323253
公開番号(公開出願番号):特開2003-127004
出願日: 2001年10月22日
公開日(公表日): 2003年05月08日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 硬質被覆層がすぐれた切粉潤滑性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具を提供する。【解決手段】 超硬合金またはサーメットで構成された工具基体の表面に、(a)組成式:[Ti1-XAlX]Nで表わされるTi-Al窒化物の素地に、酸化ジルコニウム微細粒が0.3〜15質量%の割合で分散分布した組織を有するTi-Al系複合窒化物層、および組成式:[Ti1-XAlX]C1-mNmで表わされるTi-Al炭窒化物からなる素地に、(a)と同量の割合で分散分布した組織を有するTi-Al系複合炭窒化物層、のうちのいずれか、または両方からなり、かつ0.5〜15μmの平均層厚を有する下部層、(b)窒化アルミニウムからなる素地に、酸化ジルコニウム微細粒が0.3〜15質量%の割合で分散分布した組織を有するAl系複合窒化物層からなり、かつ(a)と同平均層厚を有する上部層で構成した硬質被覆層を物理蒸着してなる切削工具。
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、(a)組成式:[Ti1-XAlX]Nで表わした場合、厚さ方向中央部のオージェ分光分析装置による測定で、原子比で、X:0.45〜0.75を満足するTi-Al窒化物からなる素地に、酸化ジルコニウム微細粒が0.3〜15質量%の割合で分散分布した組織を有するTi-Al系複合窒化物層、および組成式:[Ti1-XAlX]C1-mNmで表わした場合、同じく厚さ方向中央部のオージェ分光分析装置による測定で、原子比で、X:0.45〜0.75、m:0.6〜0.99を満足するTi-Al炭窒化物からなる素地に、酸化ジルコニウム微細粒が0.3〜15質量%の割合で分散分布した組織を有するTi-Al系複合炭窒化物層、のうちのいずれか、または両方からなり、かつ0.5〜15μmの平均層厚を有する下部層、(b)窒化アルミニウムからなる素地に、酸化ジルコニウム微細粒が0.3〜15質量%の割合で分散分布した組織を有するAl系複合窒化物層からなり、かつ0.5〜15μmの平均層厚を有する上部層、以上(a)および(b)で構成した硬質被覆層を物理蒸着してなる、硬質被覆層がすぐれた切粉潤滑性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具。
IPC (5件):
B23B 27/14 ,  B23B 51/00 ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06 ,  C23C 14/16
FI (6件):
B23B 27/14 A ,  B23B 51/00 J ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06 L ,  C23C 14/06 P ,  C23C 14/16 B
Fターム (20件):
3C037CC02 ,  3C037CC04 ,  3C037CC09 ,  3C037CC11 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF19 ,  4K029AA02 ,  4K029AA04 ,  4K029BA43 ,  4K029BA54 ,  4K029BA58 ,  4K029BA64 ,  4K029BB02 ,  4K029BC00 ,  4K029BD05 ,  4K029CA04 ,  4K029CA13 ,  4K029DD06 ,  4K029FA05

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