特許
J-GLOBAL ID:200903045223602281

鉄塩溶液からの塩基性硫酸第二鉄溶液の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 水野 博文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-188625
公開番号(公開出願番号):特開平8-048527
出願日: 1994年08月10日
公開日(公表日): 1996年02月20日
要約:
【要約】【目的】工業生産過程で排出されるエッチング廃液、またはピクリング廃液を対象とし、これらの鉄塩廃液を一旦水に難溶性の炭酸鉄に変え、これを原料として塩基性硫酸第二鉄溶液の製造を行うこととし、しかも短時間で効率良く、かつ簡易小型の設備でも充分に対応することができる。【構成】第一工程として、(イ)鉄塩溶液と炭酸塩とを混合させること、(ロ)鉄塩溶液と炭酸水素塩とを混合させること、又は(ハ)鉄塩溶液をアルカリで中和した後に二酸化炭素を反応させること、の何れかの方法により炭酸鉄を生成させる。この炭酸鉄は水に難溶性であり、これを吸引ろ過して、炭酸鉄を分離採取する。第二工程として、炭酸鉄1モル当たり硫酸が1モル以上1.5モル未満となる量の硫酸と、酸化剤を調整混合した混合溶液に、前記第一工程で生成分離した炭酸鉄を、攪拌しながら添加して行き、塩基性硫酸第二鉄溶液を製造する。
請求項(抜粋):
以下の工程順からなることを特徴とする鉄塩溶液からの塩基性硫酸第二鉄溶液の製造法。(1)(イ)鉄塩溶液と炭酸塩とを混合させること、(ロ)鉄塩溶液と炭酸水素塩とを混合させること、又は(ハ)鉄塩溶液をアルカリで中和した後に二酸化炭素を反応させること、の何れかの方法により炭酸鉄を生成させ、これを分離する第一工程。(2) 当該第一工程で得られた炭酸鉄と、炭酸鉄1モル当たり硫酸1モル以上1.5モル未満となる硫酸とを混合すると共に酸化する第二工程。
IPC (4件):
C01G 49/14 ,  B01D 21/01 102 ,  C02F 1/52 ZAB ,  C02F 1/64 ZAB
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭32-008271
  • 特開昭50-106897

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