特許
J-GLOBAL ID:200903045228324220

無線LANシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 昂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-131609
公開番号(公開出願番号):特開平7-336352
出願日: 1994年06月14日
公開日(公表日): 1995年12月22日
要約:
【要約】【目的】本発明は異なる子局から無線送信されたデータが親局で衝突した際に、それを回避できる機能を安価に実現することができる無線LANシステムを目的とする。【構成】有線LANに接続された親局1を介して子局32,33同士、又は子局(例えば32)と有線LANの端末機2とが無線通信を行うシステムにおいて、親局1への上り回線と子局32への下り回線とが周波数分割された無線伝送路上で、子局32からの信号D1を親局1で折り返し、送信した子局32において自局が送出した信号と親局において折り返されてきた信号をビット照合手段43で照合することにより信号衝突を検知し、衝突がある場合はスイッチ53をオンとして受信信号D2を信号線34上で強制的に衝突を起こさせて子局32に信号線34で接続された端末機9に衝突を知らせ、端末機9において有線LANのプロトコルを利用して衝突の回避処理を行うように構成する。
請求項(抜粋):
有線LANに接続された親局(1) を介して子局(32,33) 同士、或いは子局( 例えば32) と該有線LANの端末機(2) とが無線通信を行う無線LANシステムにおいて、信号線(34)で接続された子局(32)の端末機(9) から出力される送信データ(D1)で搬送信号を変調する変調手段(44)と、該変調手段(44)の出力変調信号を親局(1) へ電波送信する送信用アンテナ(47)と、子局(32)から親局(1) への上り回線と親局(1) から子局(32)への下り回線とが周波数分割された無線伝送路上で、親局(1) から折り返されてきた該送信データ(D1)に対応する電波信号を受信する受信用アンテナ(48)と、該受信用アンテナ(48)で受信された信号から該送信データ(D1)に対応する受信データ(D2)を復調する復調手段(51)と、該送信データ(D1)を複数ビット記憶し、この記憶されたデータと該受信データ(D2)とを照合することによって該受信データ(D2)の正常/異常を検知し、この検知結果を出力するビット照合手段(43)と、該検知結果が正常の場合にオフとなり、また異常の場合にオンとなって該受信データ(D2)を該子局(32)の端末機(9) を接続する信号線(34)へ出力するスイッチ(53)とを子局(32)に具備し、前記検知結果が異常の場合にオンとなった前記スイッチ(53)を介して前記受信データ(D2)を前記信号線(34)へ送出することにより、該信号線(34)上で前記子局(32)の端末機(9) から出力される送信データ(D1)と該受信データ(D2)とを衝突させ、この衝突を該子局(32)の端末機(9) に検出させ、該子局(32)の端末機(9) において前記有線LANのプロトコルを利用して衝突の処理を行うことを特徴とする無線LANシステム。

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