特許
J-GLOBAL ID:200903045258889486

ツリー状の配電路における電線太さの選定方法、ソフトウェア及び記憶媒体

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-044238
公開番号(公開出願番号):特開2005-237130
出願日: 2004年02月20日
公開日(公表日): 2005年09月02日
要約:
【課題】ツリー状の配電路において合理的で確実なそして数値的に評価できる電線太さの選定方法を提供する。 【解決手段】ツリー状の配電路において、電圧降下条件と短絡条件(ない場合を含む。)を除く諸条件から各区間の最小の電線太さが計算された段階において、これらの最小の電線太さが電圧降下条件又は短絡条件を満足しない場合に、該配電路に使用する全ての電線種別の全ての電線太さに対して、その昇順に対応した昇順の任意の正の実数値を定義して、該配電路の全ての区間について前記実数値とこう長との積の合計又は前記実数値と電線の条数とこう長との積の合計が最小となる電圧降下条件及び短絡条件を満足する各区間の電線太さの組合せを、先ず電源に近い区間から電圧降下条件及び短絡条件を満足するようできるだけ電線太さを大きくしておき、該配電路の末端から順次電線太さを小さくしていく逓減処理によって求める。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
ツリー状の低圧幹線の配電路において、該配電路の全ての区間について過電流遮断器(ない時を含む。)、負荷の種類、負荷電流、負荷電流の力率(適用する電圧降下計算式によっては不要。)、こう長、電線種別、電線の布設方法及び電線の温度条件などの入力条件と、該配電路の全ての負荷がある箇所と任意の分岐箇所での電源からの許容電圧降下(以下これらを「全電圧降下条件」という。)と、短絡条件(ない時を含む。ある時で電動機の発電作用を考慮する時には、電動機が電源位置にあると近似できるものに限る。)が与えられた場合に、前記全電圧降下条件及び前記短絡条件を除いた前記入力条件を含む諸条件から該配電路の全ての区間について必要最小限の電線太さが求められ、かつ前記必要最小限の電線太さが、前記全電圧降下条件又は該配電路の全ての区間の電線太さが短絡電流から決まる電線太さ以上という条件(以下「全短絡電流条件」という。前記短絡条件の有無に応じて、ない時を含む。ある時には前記短絡条件の限定が適用されるとする。)を満足しない段階において、該配電路の全ての区間の導体が同一と見なされ、電線太さが固定された区間(以下「固定区間」といい、ない時を含む。)以外の該配電路の全ての区間の電線太さが、常に該区間の二次側にある固定区間以外の全ての区間の電線太さ以上という条件のもとで、該配電路に使用する全ての電線種別について、各電線種別の布設方法及び温度条件によって、更に電線種別によっては細い電線太さの時により線か単線の使い分けによって、全ての電線太さの昇順と該電線太さの許容電流値の昇順が一致し、両者の昇順で同値のものがないように電線種別を細分化しておき、該配電路に使用する全ての前記細分化された電線種別の全ての電線太さに共通する尺度であって、全ての前記細分化された電線種別について全ての電線太さに対して、電線太さの昇順に対応して同値がないよう昇順に任意の正の実数値(以下「コスト」という。)を定義して、前記全電圧降下条件及び前記全短絡電流条件を満足し、かつ該配電路の全ての区間について前記コストとこう長との積又は前記コストと電線の条数とこう長との積を合計したもの(以下「合計コスト長」という。)が最小となるように、固定区間以外の該配電路の全ての区間の電線太さを選定することを特徴とする電線太さの選定方法。
IPC (1件):
H02J3/00
FI (1件):
H02J3/00 G
Fターム (3件):
5G066AA03 ,  5G066AA10 ,  5G066AE09
引用特許:
出願人引用 (2件)

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