特許
J-GLOBAL ID:200903045263164112

無段変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-191263
公開番号(公開出願番号):特開平11-037237
出願日: 1997年07月16日
公開日(公表日): 1999年02月12日
要約:
【要約】【課題】ベルト式無段変速機構のプーリに供給するライン圧をデューティ弁で制御するにあたり、ライン圧制御の応答性と変速比制御範囲の確保とを両立する。【解決手段】車速VSPが所定値VSP0 以上であるとか、エンジン回転数NE が所定値NE0以上であるといったように、供給されるライン圧PL に関わらず、プーリの高速回転によって発生する遠心圧PL1がベルトを挟持してエンジンからの最大入力負荷を伝達する領域を検出し、その領域を検出したら、デューティ比D/TPLの下限値D/TPL-MINを、リニア応答の下限値,即ち下側不感帯閾値D/TPL-MIN1 から、数値上の最小値D/TPL-MIN0 に切換え、デューティ弁の持つ出力圧のバラツキが遠心圧に与える影響を排除することで、実質的な変速比制御範囲を広げる。また、この領域以外では、デューティ比の下限値D/TPL-MINを前記リニア応答の下限値に制限してライン圧のアンダシュートを抑制防止する。
請求項(抜粋):
溝幅が可変の一対のプーリで、巻回されるベルトを挟持する無段変速機構を有し、ポンプで昇圧された作動流体を少なくとも前記無段変速機構への入力負荷に応じた所定の流体圧に無段変速機構用調圧弁で調圧して当該無段変速機構の少なくとも一方のプーリに供給するようにした無段変速機の制御装置にあって、前記無段変速機構用調圧弁への指令値の限界値を応答性重視の値に設定したときに、当該無段変速機構のプーリに供給されている作動流体が当該プーリの回転に伴って発生する遠心圧が、当該無段変速機構への入力負荷を伝達可能な領域であることを検出する遠心圧検出手段と、この遠心圧検出手段により前記作動流体の遠心圧が無段変速機構への入力負荷を伝達可能な領域であることを検出したときに、前記無段変速機構用調圧弁への指令値の限界値を、前記応答性重視の値から作動流体圧のバラツキの小さな値に切り換える切換え手段とを備えたことを特徴とする無段変速機の制御装置。
IPC (3件):
F16H 9/00 ,  F16H 61/02 ,  F16H 59:38
FI (2件):
F16H 9/00 L ,  F16H 61/02
引用特許:
審査官引用 (8件)
全件表示

前のページに戻る