特許
J-GLOBAL ID:200903045293784425

超音波診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-330512
公開番号(公開出願番号):特開平6-304172
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1994年11月01日
要約:
【要約】【目的】 設定音速変更時に常に全素子の設定音速を変え、設定音速が必ず最適値へ収束する超音波診断装置を提供する。【構成】 超音波診断装置は、探触子の素子100、遅延部110、加算部120、表示部130、遅延制御部140、設定音速変更部150を含む。遅延部で与える遅延時間は遅延制御部により制御される。装置はまず各素子共通に設定音速の初期値を与え、遅延制御部が初期遅延時間分布を遅延部に与え断層像を構成する。次いで、全ての各素子の設定音速の変更を行う。素子の各受波信号に対し遅延部で与える遅延時間を求めるための各素子の設定音速を設定音速変更部により変更する。設定音速変更部は各素子に設定する音速値を直交関数系をなす関数で展開したときの、直交関数系の各関数の係数を変化させる。【効果】 設定音速の変更の断層像への影響が容易に確認できる。
請求項(抜粋):
被検体に超音波を送波し、前記被検体から反射してきた超音波を受波するための配列された複数の素子と、前記素子のそれぞれの送受波信号に遅延時間分布を与え、所定の方向に指向性をもつ超音波ビームを形成する手段と、前記被検体の断層像を表示する表示手段と、前記遅延時間分布を定めるために前記素子のそれぞれに設定する前記被検体内の音速を、前記超音波ビームの焦点位置と前記素子のそれぞれの位置に応じて変更する音速変更手段を有する超音波診断装置において、所定の数の前記素子からなる送受信口径内の前記素子のそれぞれの配列位置に対応して順次付した配列番号を変数とみなす直交関数系をなす関数と、前記直交関数系をなすおのおのの関数に乗算する展開係数とから、前記素子のそれぞれに設定する音速を変更する音速変更手段を有することを特徴とする超音波診断装置。

前のページに戻る