特許
J-GLOBAL ID:200903045295858701
パケットサービス無中断ハンドオーバ方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
磯村 雅俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-177891
公開番号(公開出願番号):特開平8-046643
出願日: 1994年07月29日
公開日(公表日): 1996年02月16日
要約:
【要約】【目的】 通信中のデータの紛失なしにハンドオーバを実現可能とした、パケットサービス無中断ハンドオーバ方法を提供すること。【構成】 パケット交換機でリンク切替え中の通信を規制するステップと、応答待ちのパケットを切替え後のリンクのバッファに引き継いでこれを保持し、パケットプロトコルの再送機能を使ってデータの紛失を防ぐステップと、パケット交換機内あるいはパケット交換機間で、リンクや通信状態の情報を引き継いでリンクを設定,解除するステップと、その他の移動通信特有の処理についてはロケーションレジスタと情報をやり取りするステップを有することを特徴とするパケットサービス無中断ハンドオーバ方法。
請求項(抜粋):
パケット交換網と接続可能な移動通信網内のある無線通信単位エリア(セル)で、前記パケット交換網を介して通信中の移動データ端末が、隣接する他のセルに移動する場合であって、移動元のセルを配下に持つ移動通信交換局と移動先のセルを配下に持つ移動通信交換局とが異なり、かつ、双方の移動通信交換局が同一のパケット交換機に接続される場合に、(1)前記パケット交換機が、前記移動データ端末から送信されたハンドオーバ要求信号の受信を契機として、当該移動データ端末の通信相手であるデータ端末に対してレイヤ3の受信不可パケットを送信し、当該通信を規制中状態とする第1のステップと、(2)前記パケット交換機が、前記移動データ端末の位置登録,認証,加入者データの管理等を行うデータベース(ロケーションレジスタ)に対して、ハンドオーバに伴う情報の更新処理と正常性の確認を依頼し、その応答を受信する第2のステップと、(3)プロトコル規定に基づいて前記パケット交換機が保持している前記移動データ端末への送達が未確認の応答待ちパケットについて、当該通信の再開後に送達確認が得られない場合、規定の再送手順に従って再送するため、ハンドオーバ前に使用していた通信リンクに対応する再送用バッファの内容を、前記パケット交換機と移動先セルとの間で新たに設定されるリンクに対応する再送用バッファに引き継いでこれを保持する第3のステップと、(4)前記移動データ端末の移動元セルでのレイヤ2およびレイヤ3の呼状態を、前記パケット交換機と移動先セルとの間で新たに設定されるリンクにおいても継続させるため、前記パケット交換機で呼情報を引き継ぐ第4のステップと、(5)前記パケット交換機が、引き継いだ呼情報に基づいて移動先セルとの間に新たなリンク設定処理を行った後、前記移動データ端末に対して呼設定受付信号を送信する第5のステップと、(6)前記パケット交換機が、前記通信相手のデータ端末を収容するパケット交換機に対して、新たなリンク情報をリンク情報転送パケットにより通知する第6のステップと、(7)前記通信相手のデータ端末を収容するパケット交換機が、前記リンク情報転送パケットのリンク情報に基づきパケットの送信先を制御する呼情報を変更した後、前記パケット交換機に対して前記リンク情報転送パケットに対する応答パケットを送信する第7のステップと、(8)前記パケット交換機が、前記リンク情報転送パケットに対する応答パケットを受信した後、前記移動データ端末から送信されたハンドオーバ要求信号に対する応答信号を送信し、一方、前記通信相手のデータ端末にはレイヤ3の受信可パケットを送信して、前記通信の規制中状態を解除して当該通信を再開させる第8のステップと、(9)当該通信の再開後、前記パケット交換機が保持していた応答待ちパケットに対する正常な送達確認ができなかった場合、プロトコルで規定された再送手順に従って当該パケットの再送を行う第9のステップと、(10)前記パケット交換機が、移動前に使用していたリンクを解放する第10のステップとを含むことを特徴とするパケットサービス無中断ハンドオーバ方法。
IPC (3件):
H04L 12/56
, H04Q 7/22
, H04Q 7/28
FI (2件):
H04L 11/20 102 A
, H04Q 7/04 K
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