特許
J-GLOBAL ID:200903045299646636

間欠曝気式活性汚泥法の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-290765
公開番号(公開出願番号):特開平9-131595
出願日: 1995年11月09日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】【課題】下水や生活排水から窒素・リンなどを除去するための生物学的処理法では、流入排水中の有機物濃度が極端に低いか高い場合にリン除去率が低下するため、新しい制御方法でこの低下の防止を図る。【解決手段】排水をまず第1のORP計を設置した第1曝気槽に、次に第2のORP計を設置した第2曝気槽に流入させ、この二つの曝気槽で曝気と攪拌とを行った後、この処理水を最終沈殿池から放流させ、沈澱汚泥は曝気槽へ返送すると共に余剰汚泥として抜き出して排水中の窒素・リンを除去する間欠曝気式活性汚泥法の制御方法で、第1曝気槽での曝気時間Te と第1のORP計のORP屈曲点の検出に基づく脱窒時間Tf を測定してDN比Tf /Te を求め、この値から第1曝気槽での硝化・脱窒とリン放出の設定時間を調節することで適切なリン放出量を確保し、リンの除去率の低下を防止できる。
請求項(抜粋):
第1のORP計を設置した第1曝気槽と、この第1曝気槽に直列に連結し第2のORP計を設置した第2曝気槽を備え、排水を第1曝気槽へ流入させて、前記二つの曝気槽において曝気を行う好気状態と、曝気を停止して攪拌を行う嫌気状態を交互に繰り返して処理を行った後、この処理水を最終沈殿池から放流させ、沈澱汚泥は曝気槽へ返送するとともに余剰汚泥として抜き出し、排水中の窒素、リンを除去する間欠曝気式活性汚泥法の制御方法において、第1曝気槽で所定の時間(Te )曝気を行なった後撹拌工程に移行し、第1のORP計のORP屈曲点の検出に基づき脱窒時間(Tf )を測定してTf /Te (DN比とする)を求め、このDN比に基づき、第1のORP計のORP屈曲点検出時間の設定値を調節することを特徴とする間欠曝気式活性汚泥法の制御方法。
IPC (3件):
C02F 3/30 ,  C02F 3/12 ,  C02F 3/34 101
FI (3件):
C02F 3/30 Z ,  C02F 3/12 H ,  C02F 3/34 101 C

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