特許
J-GLOBAL ID:200903045330622287

歯車式変速機の自動変速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 義久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-235413
公開番号(公開出願番号):特開平11-063216
出願日: 1997年08月15日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】【目的】 2個のモータを制御して良好に歯車式変速機を自動変速することを目的とする。【構成】 自動変速装置内のセレクト機構は、セレクト用ステッピングモータ2と、該モータ2の段階的回転角作動をセレクトギヤ4によって伝達されるセレクト軸5と、該セレクト軸5の一端に設けられた回転方向の作動角を検出するセレクトセンサ6と、該セレクト軸5の他端に回転不能で軸方向移動可能に外嵌されて歯車式変速機のセレクトシフトロッドに連結されたスリーブ7を備え、シフト機構は、シフト用モータ9と、該モータ9の回転を伝達する中間軸12上のロングアクチュエータギヤ13と噛み合わされたシフトギヤ14に固定され、セレクト軸5の雄ネジ15と螺合する雌ネジ16を介し軸移動するスライダ17と、該スライダ17にスライダベアリング18を介し連結されたスリーブ7と、軸方向の移動量を検知するストロークセンサ19とを備えて構成される。
請求項(抜粋):
セレクトシフトロッドを軸回転方向に回動させて内部のシフトフォークのラインをセレクトし、次に前記セレクトシフトロッドを軸方向に移動させ、前記シフトフォークを連動させてギヤのシフトを完了させるように構成した歯車式変速機の、前記セレクトシフトロッドに連結されて前記セレクト及びシフト動作を実行する自動変速装置であって、該自動変速装置内には、前記セレクト動作を実行するセレクト機構と前記シフト動作を実行するシフト機構が組み込まれ、前記セレクト機構は、正逆回転可能で所定の回転角度に制御可能なセレクト用ステッピングモータ2と、該モータ2の段階的回転角作動をセレクトギヤ4によって伝達されるセレクト軸5と、該セレクト軸5の一端に設けられた回転方向の作動角を検出するセレクトセンサ6と、該セレクト軸5の他端に回転不能で軸方向移動可能に外嵌されて前記歯車式変速機のセレクトシフトロッドに連結されたスリーブ7を備え、前記シフト機構は、正逆回転制御可能なシフト用モータ9と、該モータ9の回転を伝達するアクチュエータギヤ11と、該アクチュエータギヤ11を連結した中間軸12上のロングアクチュエータギヤ13と、該ロングアクチュエータギヤ13と噛み合わされたシフトギヤ14と、該シフトギヤ14および前記セレクト軸5に外嵌固定された雄ネジ15と螺合する雌ネジ16とが一体的に固定されたスライダ17と、該スライダ17にスライダベアリング18を介し連結された前記スリーブ7と、前記シフトギヤ14,スライダ17,スリーブ7の何れかの端面の軸方向の移動量を検知するストロークセンサ19とを備えて構成され、セレクト動作時には、前記シフト用モータ9を無負荷状態とし、前記セレクト用ステッピングモータ2を作動させて、前記セレクト軸5を回転させ、前記スリーブ7を介し前記セレクトシフトロッドを前記セレクトセンサ6を介するフィードバック制御により調整して所定のセレクトラインに変位させるとともに、シフト動作時には、前記セレクト用ステッピングモータ2が静止力を発生させて前記セレクト軸5の雄ネジ15を静止保持させた状態で、前記シフト用モータ9を作動させ、前記アクチュエータギヤ11と前記ロングアクチュエータギヤ13を経て、前記シフトギヤ14により回転する前記スライダ17が、前記セレクト軸5の雄ネジ15上を、前記雌ネジ16を介して回転しながら軸方向に移動し、該スライダ17の回転力は前記スライダベアリング18に吸収されて前記スリーブ7が軸方向にのみ移動し、前記セレクトシフトロッドが、前記ストロークセンサ19を介するフィードバック制御により調整されて所定の変速位置に移動されるように構成したことを特徴とする歯車式変速機の自動変速装置。
IPC (3件):
F16H 61/28 ,  F16H 63/20 ,  F16H 59:68
FI (2件):
F16H 61/28 ,  F16H 63/20

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