特許
J-GLOBAL ID:200903045406415774
インバータ式X線高電圧装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
秋本 正実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-078746
公開番号(公開出願番号):特開平7-288190
出願日: 1994年04月18日
公開日(公表日): 1995年10月31日
要約:
【要約】【目的】 電源設備容量の低減及び電源高調波障害除去を図る。【構成】 交流電源30を第1の整流回路13で直流に変換し、それをインバータ回路4で高周波交流とし、それを昇圧,整流してX線管8に印加するインバータ式X線高電圧装置において、交流電源と第1の整流回路との間に交流リアクトル1を設け、第1の整流回路を、ダイオードD1〜D4、自己消弧可能なスイッチング素子131,132とそれらに逆並列接続されたダイオードD11,D12とを組み合わせて構成し、透視時及び撮影準備期間のみそのスイッチング素子をパルス幅変調制御して交流電源の電流と電圧を同相とし、かつ第1の整流回路の出力電圧を設定値にする電流,電圧制御回路17を設け、撮影準備期間は第1の整流回路の出力電圧を平滑するコンデンサ3に電源電圧よりも高い電圧を充電し、この電圧を撮影時のインバータ回路の入力電圧とする制御手段を設ける。
請求項(抜粋):
交流電源を整流する第1の整流回路と、この第1の整流回路の出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、この平滑コンデンサの出力を高周波の交流に変換するインバータ回路と、このインバータ回路の出力電圧を昇圧する高電圧変圧器と、この高電圧変圧器の出力を整流する第2の整流回路とを備え、この第2の整流回路の出力電圧をX線管に印加してX線を発生させるインバータ式X線高電圧装置において、前記平滑コンデンサは、第1及び第2の平滑コンデンサを直列接続してなり、前記第1の整流回路は、各々同方向に向けて直列接続された2つのダイオードを備えてなる第1及び第2のダイオード直列接続体と、これら両ダイオード直列接続体のうちの第1のダイオード直列接続体のダイオード相互接続点に第1の自己消弧可能なスイッチング素子の正極を接続し、前記第2のダイオード直列接続体のダイオード相互接続点に第2の自己消弧可能なスイッチング素子の負極を接続し、前記第1の自己消弧可能なスイッチング素子の負極と前記第2の自己消弧可能なスイッチング素子の正極を接続し、前記第1のダイオード直列接続体の正極と前記第2のダイオード直列接続体の負極を接続し、その接続点に前記交流電源の一端にその一端が接続された交流リアクトルの他端を接続し、前記第1及び第2の平滑コンデンサの接続点と前記第1及び第2の自己消弧可能なスイッチング素子の接続点と前記交流電源の他端とを接続し、前記第1のダイオード直列接続体の負極に前記第1の平滑コンデンサの正極を接続してその接続点を正極直流出力端とし、前記第2のダイオード直列接続体の正極に前記第2の平滑コンデンサの負極を接続してその接続点を負極直流出力端としてなり、前記交流電源の電流と電圧の位相差及び前記平滑コンデンサの電圧とその設定値との誤差に応じて前記第1の整流回路のスイッチング素子をパルス幅変調制御し、前記交流電源の電流と電圧の位相を一致させると共に前記平滑コンデンサの電圧を設定値に制御する電流,電圧制御回路と、透視時は、前記電流,電圧制御回路により前記交流電源の電流と電圧の位相を一致させると共に前記平滑コンデンサの電圧を設定値に制御し、この平滑コンデンサの電圧を前記インバータ回路に入力させ、撮影時は、前記平滑コンデンサの電圧の設定値を前記電源電圧よりも高い撮影時設定値に設定し、X線曝射前の撮影準備期間に前記電流,電圧制御回路により前記交流電源の電流と電圧の位相を一致させると共に前記平滑コンデンサの電圧を前記撮影時設定値に制御し、撮影時設定値に達した後に前記スイッチング素子をオフし、その後のX線曝射信号により前記インバータ回路を動作させて撮影時設定値に達した前記平滑コンデンサの電圧を前記インバータ回路に入力させ前記平滑コンデンサからのみ撮影時の電力を供給させる制御手段とを具備することを特徴とするインバータ式X線高電圧装置。
IPC (2件):
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