特許
J-GLOBAL ID:200903045434143119

音声合成装置及び同装置における韻律情報生成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-236452
公開番号(公開出願番号):特開平10-083192
出願日: 1996年09月06日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】【課題】文全体のイントネーションの自然性を向上させる柔軟な韻律制御を実現する。【解決手段】言語処理部12、音韻処理部13、音響パラメータ生成部14及び音声波形生成部15を含む音声合成装置において、言語処理部12を、韻律語形成部121、韻律語間依存強度決定部122、韻律語間係り受け解析部123、韻律語受け数決定部124及び隣接韻律語間結合強度決定部125により、音韻処理部13を、韻律句境界強度決定部131、韻律情報生成部132及び音韻記号・韻律記号生成部133により構成することにより、韻律語間の依存強度、係り受け関係(から求められる境界の深さ)、及び受け数のうちの少なくとも1つを用いて隣接する韻律語間の結合強度を決定し、得られた隣接韻律語間の結合強度により韻律句の境界強度を決定し、これを基に韻律情報を生成する。
請求項(抜粋):
入力されたテキスト情報から韻律情報と音韻情報を生成し、この韻律情報と音韻情報から音声合成に必要な音響パラメータを生成し、この音響パラメータに従って合成器を駆動して音声波形を生成して出力する音声合成装置において、前記入力されたテキスト情報を対象とする形態素解析を行ない、その解析結果から1つのアクセント型を決める最小単位である韻律語を生成し、その韻律語の連鎖を形成する韻律語形成手段と、前記韻律語形成手段により形成された韻律語の連鎖における各韻律語間の依存強度を求める韻律語間依存強度決定手段と、前記韻律語間依存強度決定手段により求められた前記韻律語の連鎖における各韻律語間の依存強度を基に韻律語間の係り受け関係を求める韻律語間係り受け解析手段と、前記韻律語間係り受け解析手段により求められた韻律語間の係り受け関係から前記韻律語の連鎖における各韻律語の受け数を求める韻律語受け数決定手段と、前記韻律語間依存強度決定手段、前記韻律語間係り受け解析手段、及び前記韻律語受け数決定手段によりそれぞれ求められた韻律語間の依存強度、係り受け関係、及び受け数のうちの少なくとも1つを用いて、前記韻律語の連鎖における隣接する韻律語間の結合強度を決定する隣接韻律語間結合強度決定手段と、前記隣接韻律語間結合強度決定手段により得られた隣接韻律語間の結合強度により韻律句の境界強度を決定する韻律句境界強度決定手段と、前記韻律句境界強度決定手段により得られた前記韻律句境界強度を加味して前記テキスト情報の韻律情報を生成する韻律情報生成手段とを具備することを特徴とする音声合成装置。
IPC (3件):
G10L 3/00 ,  G06F 17/21 ,  G10L 5/04
FI (3件):
G10L 3/00 H ,  G10L 5/04 F ,  G06F 15/20 568 A

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