特許
J-GLOBAL ID:200903045485011950

車高調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-097546
公開番号(公開出願番号):特開平11-291732
出願日: 1998年04月09日
公開日(公表日): 1999年10月26日
要約:
【要約】【課題】 三つの車高センサを用いるのみにより、ハンチングが生じることなく停止中にある車両の四つの車輪位置の車高を調整する。【解決手段】 左右前輪位置に第1及び第2車高センサをそれぞれ設けるとともに、左右後輪位置の中間位置に第3車高センサを一つだけ設ける。ステップ206〜216の処理とステップ218〜222の処理を交互に行うことにより、車両の停止中におけるワープ量が変化しないこと、及び第3車高センサ位置に対する右後輪位置の車高変化量と左後輪位置に対する右後輪位置の車高変化量との比は第3車高センサから左後輪位置までの距離と両後輪間距離との比に等しいことを利用して、左右後輪位置の車高を微小量ΔH1だけ正確に徐々に変更する。
請求項(抜粋):
左右前輪及び左右後輪からなる四つの車輪位置にて各車輪と車体との間にそれぞれ設けられて同四つの車輪位置の車高をそれぞれ独立して変更可能な複数のアクチュエータと、前記左右前輪位置又は左右後輪位置のうちのいずれか一方の組の各車輪位置の実車高をそれぞれ検出する第1及び第2車高センサと、前記左右前輪位置又は左右後輪位置のうちのいずれか他方の組の各車輪位置の中間に設けられて同他方の組の各車輪位置の実車高を共通に検出する第3車高センサと、前記第1及び第2車高センサにより検出された各実車高に基づいて前記一方の組の各車輪位置のアクチュエータをそれぞれ独立に制御して同各車輪位置の車高をそれぞれ独立して変更する第1の車高変更制御手段と、前記第3車高センサにより検出された実車高に基づいて前記他方の組の各車輪位置のアクチュエータを制御して同各車輪位置の車高を変更する第2の車高変更制御手段とを備え、車両の停止時に四つの車輪位置の各車高を所定の目標車高に調整するようにした車高調整装置において、前記第2の車高変更制御手段を、前記他方の組の各車輪位置の車高の変更制御前に前記第1乃至第3車高センサによりそれぞれ検出された各実車高を第1乃至第3制御前車高として記憶する記憶手段と、前記記憶された第1乃至第3制御前車高と前記第1乃至第3車高センサにより継続的に検出されている各実車高とに基づいて、車両が停止状態にあるときワープ量が変化しないことを条件に、前記他方の組の各車輪位置のうちの一方の車輪位置のアクチュエータを制御して同一方の車輪位置の車高を所定量だけ変更する第3の車高変更制御手段と、前記第3の車高変更制御手段による車高の変更制御後に、少なくとも前記記憶された第1及び第2制御前車高と前記第1及び第2車高センサにより継続的に検出されている各実車高とに基づいて、車両が停止状態にあるときワープ量が変化しないことを条件に、前記他方の組の各車輪位置のうちの他方の車輪位置のアクチュエータを制御して同他方の車輪位置の車高を前記所定量に等しい量だけ変更する第4の車高変更制御手段とで構成したことを特徴とする車高調整装置。

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