特許
J-GLOBAL ID:200903045521622988
燃料電池
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
本庄 富雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-042819
公開番号(公開出願番号):特開平11-224680
出願日: 1998年02月09日
公開日(公表日): 1999年08月17日
要約:
【要約】【課題】 燃料電池には、電極の表面に燃料ガスや酸化剤ガスを供給する流路構成部が具備されているが、カーボン材等で出来た流路構成部の細かな流路をNC加工で形成すると、コストが高かった。また、複数個の砥石を連ねた特殊の砥石装置で加工すると、薄肉での加工がやりにくかった。【解決手段】 流路構成部6を平板状の枠体9と、棒状の流路壁体10とにより構成し、その流路11を、枠体の開口部9-3の辺に沿って設けた嵌合凹部9-1に、流路壁体10の端部を嵌合させることによって形成する。流路壁体は単に棒状にしてあればよく、加工コストが安い。平板状の枠体に形成する開口部や嵌合凹部も、単純な形状であり加工長さも短いので、やはり加工コストは安くなる。また、流路構成部の流路の構造が、薄肉材料でも比較的容易に出来る加工で製作できる構造であるので、薄肉化が可能となる。
請求項(抜粋):
第1の流路構成部,第1の電極部,電解質膜,第2の電極部および第2の流路構成部をこの順に積層した単電池を、セパレータを介して複数組積層してなる燃料電池において、前記第1,第2の流路構成部を、中央に全体として四角形の開口部を有し、該開口部に臨む対向する一対の辺に嵌合凹部が開けられた平板状の枠体と、一端または両端が前記嵌合凹部に嵌合され、前記開口部の空間を区切ってガスの流路を形成する棒状の流路壁体とにより構成すると共に、前記セパレータの、前記第1,第2の流路構成部と積層したときに1個の流路の始端と終端とに対応する位置に、ガスを通流させる貫通穴を開けたことを特徴とする燃料電池。
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