特許
J-GLOBAL ID:200903045536234500

遺伝子発現のレベルの変化を推定するための数学的解析

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高木 千嘉 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-620133
公開番号(公開出願番号):特表2003-500715
出願日: 2000年05月25日
公開日(公表日): 2003年01月07日
要約:
【要約】本発明は、ミクロアッセイ・プロトコールからの差次的遺伝子発現のレベルを定量化するための、精度および再現性が高い数学に基づく方法に関する。詳細には本発明は、以前の方法の発見的方法に基づく制限を回避するために、ベイズのフレームワークに根拠を有する単純な演繹手法を提供する。本発明は、至急に遺伝子発現のレベルにおけるフォールド変化の点推定を探索するのではなく、数学式の導関数を使用して、所与の測定値から推測することができる差次的遺伝子発現のすべてのフォールド変化の事後分布を決定する。この事後分布から以下の情報を得ることができる。(i)遺伝子発現のレベルのフォールド変化の推定量、(ii)任意の所与の信頼度レベルにおける、フォールド変化の信頼限界、および(iii)変化の統計的な有意を評価するためのP-値。本発明は、両方のシグナルがゼロまたはマイナスの場合に、発見的方法の閾値に頼ることなく、フォールドの変化の推定値および信頼限界をシグナル対に割り当てることもできるという利点も有する。
請求項(抜粋):
遺伝子群の少なくとも1つの配列中の遺伝子発現のレベルの違いを計算するための方法であって、 (a)前記少なくとも1つの配列中の各遺伝子のハイブリダイゼーション・シグナルの強度に関連する実験ノイズを定義すること、 (b)前記定義された実験ノイズを使用して各遺伝子の強度の分布値を記述する解析確率分布関数を定義すること、 (c)前記解析確率分布関数を使用して、前記少なくとも1つの配列中の少なくとも1つの差次的に発現される遺伝子または差次的に発現される遺伝子産物の予想比およびフォールド変化の少なくとも一方を記述する解析同時確率分布関数を導くこと、および (d)前記少なくとも1つの配列上の前記遺伝子群から実験的に導かれた強度およびノイズ値を使用し、差次的に発現される各遺伝子および遺伝子産物の前記同時確率分布関数を適用して、前記遺伝子群のフォールド変化に関係する値を決定することを含む方法。
IPC (2件):
G06F 17/18 ,  C12Q 1/68
FI (2件):
G06F 17/18 D ,  C12Q 1/68 A
Fターム (9件):
4B063QA01 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR56 ,  4B063QS34 ,  4B063QS36 ,  4B063QX04 ,  5B056BB62 ,  5B056BB64
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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