特許
J-GLOBAL ID:200903045564908907

高成形性と良好な焼付硬化性を有するアルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-213576
公開番号(公開出願番号):特開平8-074014
出願日: 1994年09月07日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、合金成分範囲と溶体化処理後の熱処理条件を規制することにより、室温での経時変化が少なくかつ成形性および焼付硬化性に優れた6000系アルミニウム合金板の製造方法を提供するものである。【構成】 Mg:0.3%〜1.5wt%,Si:0.4%〜2.0wt%,Cu:0.1%〜0.4wt%を含有した圧延板を、480°C以上の温度で10分以内の溶体化処理を行ってから100°C/分以上の冷却速度で45〜75°Cの温度範囲に巻き取り、その温度範囲で下限が10秒以上、上限は耐力が105N/mm2 以下になるような時間範囲で予備時効処理を行い、続いて80〜140°Cの温度範囲で1〜50時間の安定化処理を行う。
請求項(抜粋):
重量%でMg:0.3%〜1.5%、Si:0.4%〜2.0%、Cu:0.1%〜0.4%未満を含有し、さらに、Zn:0.03%〜1.5%、Mn:0.03%〜0.4%、Cr:0.03%〜0.4%、Zr:0.03%〜0.4%、V :0.03%〜0.4%、Fe:0.03%〜0.5%、Ti:0.005%〜0.2%のうちの1種または2種以上を含有し、残部はAl及び不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を素材とし、鋳塊に均質化処理、熱間圧延および冷間圧延を行って所要の板厚の圧延板とし、その圧延板に対し、連続焼鈍炉(CAL)で480°C以上の温度で10分以内の溶体化処理を行ってから100°C/分以上の冷却速度で板を冷却し、45〜75°Cの温度範囲でコイルに巻き取り、この温度範囲で少なくとも10秒以上保持を行い、合金の耐力(σ0.2 )が105N/mm2以下になるように保持時間の上限を規制し、続いて80〜140°Cの範囲内の温度に加熱して、この温度範囲に1〜50時間保持する安定化処理を行うことを特徴とする高成形性と良好な焼付硬化性を有するアルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02

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