特許
J-GLOBAL ID:200903045578364934

安定化されたポリカーボネートの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-200706
公開番号(公開出願番号):特開平8-059975
出願日: 1994年08月25日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【目的】 溶融安定性、耐加水分解性等に優れたポリカーボネートの製造法を提供する。【構成】 芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを重縮合触媒の存在下溶融重縮合せしめ次いで固有粘度が少なくとも0.1に達した後、下記式(I)等で表わされる安定剤を生成するポリカーボネートに所定量添加する。[ここで、A1 は置換基を有していてもよいm価の炭化水素基であり、Y1 は単結合または酸素原子であり、X1 は2級または3級の1価の炭化水素基、1当量の金属カチオン、アンモニウムカチオンまたはホスホニウムカチオンであり、mは1〜4の整数である、但しY1 が単結合であるときm個のX1 の全てが1当量の金属カチオンであることはない。]
請求項(抜粋):
芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを重縮合触媒の存在下溶融重縮合せしめ次いで固有粘度が少なくとも0.1に達した後、下記式(I)【化1】[ここで、A1 は置換基を有していてもよいm価の炭化水素基であり、Y1 は単結合または酸素原子であり、X1 は2級または3級の1価の炭化水素基、1当量の金属カチオン、アンモニウムカチオンまたはホスホニウムカチオンであり、mは1〜4の整数である、但しY1 が単結合であるときm個のX1 の全てが1当量の金属カチオンであることはない。]で表わされる化合物、下記式(II)【化2】[ここで、A2 は2価の炭化水素基であり、 +X2 は2〜4級のアンモニウムカチオンまたは2〜4級のホスホニウムカチオンであり、Y1 の定義は上記に同じである。]で表わされる化合物、下記式(III )【化3】[ここで、A3 はn価の炭化水素基であり、 +X3 は2〜4級のアンモニウムカチオンまたは2〜4級のホスホニウムカチオンであり、Rは1価の炭化水素基であり、nは2〜4の整数であり、Y1 の定義は上記に同じである。]で表わされる化合物、および下記式(IV)【化4】[ここで、A5 は1または2価の炭化水素基であり、A4 は2価の炭化水素基であり、Ad1 およびAd2 は、同一もしくは異なり-SO2 -O-SO2 -、-SO2 -O-CO-または-CO-O-SO2 -から選ばれる酸無水物基であり、kは0または1である。但し、kが0のとき、-(Ad2 -A5 )k は水素原子を表わすかあるいはA4 とA5 とを結合する結合手を表わす(この場合、A5は2価の炭化水素基又は単結合である)。]で表わされる化合物よりなる群から選ばれる少くとも1種の安定剤を、生成するポリカーボネートに対し0.01〜500ppmの割合で添加して所望の固有粘度のポリカーボネートを生成せしめることを特徴とする安定化されたポリカーボネートの製造法。
IPC (4件):
C08L 69/00 KKL ,  C08G 64/20 NPY ,  C08G 64/30 NPU ,  C08K 5/42
引用特許:
審査官引用 (1件)

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