特許
J-GLOBAL ID:200903045591953760

原子炉の受動式冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 紘一郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-166451
公開番号(公開出願番号):特開平6-059077
出願日: 1993年06月11日
公開日(公表日): 1994年03月04日
要約:
【要約】【目的】 原子炉容器の冷却を必要とする事故が生じた場合に冷却又は冷却能力の補充のために凝縮液を貯蔵タンクに再循環させるよう構成された原子炉格納容器のための受動式冷却装置を提供する。【構成】 原子炉容器(22)は格納容器(26)により包囲されている。液状冷却剤、例えば水の貯蔵タンク(30)が通気孔(52)により格納容器と連通している。貯蔵タンクは好ましくは格納容器の内部に配置され、また、例えば熱交換器(34)によって原子炉に熱的に結合可能であって貯蔵タンク内の水が沸騰して熱エネルギを取り去るようにする。水は蒸気(水蒸気)として放出されて格納容器の一層低温の内面上で凝縮する。凝縮して生じた水は重力の作用で下方へ流れ、捕集され、そして貯蔵タンクに戻される。一又は二以上のガッタ(64,72,76)が、格納容器の内壁に沿って設けられていて、凝縮水を格納容器の内壁から捕集する。凝縮水をガッタから貯蔵タンクに導くための管系(62)が設けられている。
請求項(抜粋):
実質的に格納容器内に収納されていて、格納容器内に設けられた液体貯蔵タンクを備えた原子炉の受動式冷却装置において、液体貯蔵タンクは緊急時に原子炉の熱源に熱的に結合可能であり、また格納容器内の空気に曝された冷却液体を収容しており、それにより貯蔵タンク内の冷却液体が蒸気となって格納容器内の内部の中へ放出され、格納容器の内壁上に凝縮液を生じ、そして重力の作用で下方に流れるようになっており、前記受動式冷却装置は、内壁に沿って設けられていて、凝縮液の少なくとも幾分かを前記内壁から補集する補集手段と、補集手段と貯蔵タンクを互いに結合し、凝縮液を補集手段から貯蔵タンクに導くことができる管手段とを有し、それにより冷却液体は再循環して再使用されることを特徴とする受動式冷却装置。
IPC (2件):
G21C 15/18 GDP ,  G21C 15/18

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