特許
J-GLOBAL ID:200903045612771013

吸入装置の計量室を画成するインサート

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-527391
公開番号(公開出願番号):特表平9-511937
出願日: 1995年04月12日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】本体(9)と、ポンプ本体(2)及びポンプ室(4)を含む圧縮空気ポンプ(1)と、フラップ弁(5)を介してポンプ室(4)に接続され且つ物質が分与される出口端部片(7)に開口する排出ダクト(6)と、前記排出ダクト(6)に接続された物質貯槽(11)と、前記排出ダクト(6)内に固定配置された物質計量室(13)とを包含する、物質を粉末状で吸入するための吸入装置であって、前記計量室(13)が、前記排出ダクト(6)に設けた開口部を介して密封態様で前記排出ダクト(6)内へ突出する頂部(16)を有するインサート(14)を包含し、前記インサート(14)の前記頂部(16)が所定量の物質を収容するのに適した形状であることを特徴とする。
請求項(抜粋):
1 本体(9)と、ポンプ本体(2)及びポンプ室(4)を含む圧縮空気ポンプ(1)と、フラップ弁(5)を介してポンプ室(4)に接続され且つ物質が分与される出口端部片(7)に開口する排出ダクト(6)と、前記排出ダクト(6)に接続された物質貯槽(11)と、前記排出ダクト(6)内に固定配置された物質計量室(13)とを包含する、物質を粉末状で吸入するための吸入装置において、前記計量室(13)が、前記排出ダクト(6)に設けた開口部を介して密封態様で前記排出ダクト(6)内へ突出する頂部(16)を有するインサート(14)を包含し、前記インサート(14)の前記頂部(16)が所定量の物質を収容するのに適した形状であることを特徴とする吸入装置。2 請求項1記載の吸入装置において、物質がポンプ(1)により給送される圧縮空気によって前記排出ダクト(6)へ排出される間、計量室(13)が、前記貯槽(11)の内部に配置された可動の密封装置(21)によって貯槽(11)から密封態様で閉鎖されることを特徴とする吸入装置。3 請求項1又は2記載の吸入装置において、前記インサート(14)が、装置の本体(9)と一体でこの本体を貫通する前記排出ダクト(6)を有する支持部分(10)に固定されている変形不能な底部(15)と、前記底部(15)から延び排出ダクト(6)内へ密封態様で突出する頂部(16)とを包含し、前記頂部(16)が、計量室(13)を画成するように貯槽(11)に面するその中央部に凹所(19)を備えた略切頭円錐形の側壁(18)を包含し、前記計量室(13)内に収容された或る量の物質が、装置の駆動時にポンプ(1)により給送される圧縮空気によって前記排出ダクト(6)に沿い前記出口端部片(7)に向けて排出されることを特徴とする吸入装置。4 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の吸入装置において、インサート(14)全体が剛性で変形不能であり、排出ダクト(6)内へ突出するインサートの頂部(16)が、排出ダクト(6)の高さの一部分にわたって延びて、前記排出ダクト(6)に沿う圧縮空気のための通路(23)を維持することを特徴とする吸入装置。5 請求項3又は4記載の吸入装置において、前記インサート(14)が計量室(13)を画成する前記凹所(19)の下側にスタッド(20)を備え、スタッド(20)が装置の固定要素まで延び、この要素に当接して前記インサート(14)の剛性を補強することを特徴とする吸入装置。6 請求項5記載の吸入装置において、装置の前記固定要素がポンプ本体(2)であることを特徴とする吸入装置。7 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の吸入装置において、前記インサート(14)の前記頂部(16)が圧縮空気の圧力の作用のもとで変形でき、排出ダクト(6)の全高さにわたって延びてその頂壁(22)に対して当接し、装置が駆動されていない時にはダクトを閉鎖し、結果として計量室(13)が貯槽(11)の内部に配置された可動の密封装置(21)によって貯槽(11)から、またインサート(14)の頂部(16)によって排出ダクト(6)から完全に密封態様で隔離されていることを特徴とする吸入装置。8 請求項7記載の吸入装置において、前記インサート(14)の前記頂部(16)がその側壁(18)に、インサート(14)の頂部(16)がインサート(14)の底部(15)と結合する場所で薄肉区域(25)を包含し、薄肉区域(25)が撓み可能なヒンジを形成していて、前記インサート(14)の前記頂部(16)が装置の駆動中圧縮空気によって発揮される力の作用のもとで圧縮空気のための通路を開放するようにこのヒンジで変形し、装置の休止状態ではその初期位置に戻ることを特徴とする吸入装置。9 請求項8記載の吸入装置において、計量室(13)を画成する前記凹所(19)が変形不能で、装置の駆動中前記薄肉区域(25)が変形した時に排出ダクト(6)の頂壁(22)から離れるように下方に並進移動し、これにより圧縮空気のための前記通路を前記排出ダクト(6)に沿って開放して前記計量室(13)内に収容された全物質を排出できるようにすることを特徴とする吸入装置。10 請求項9記載の吸入装置において、インサート(14)の前記頂部(16)が前記凹所(19)の下側にスタッド(30)を備え、このスタッドが休止状態では装置の固定要素から或る距離に位置する点まで延び、装置の駆動中には固定要素に対して当接し、これにより前記インサート(14)の変形を制限するとともに前記凹所(19)の並進移動を制限し、圧縮空気のための調整通路を画成することを特徴とする吸入装置。11 請求項10記載の吸入装置において、装置の前記固定要素がポンプ本体(2)であることを特徴とする吸入装置。12 請求項8ないし11のいずれか1項に記載の吸入装置において、インサート(14)の前記頂部(16)がその側壁(18)に1つ又はそれ以上のリブ又は溝を包含し、これにより装置の駆動中に薄肉区域が変形される場所を正確に限定することを特徴とする吸入装置。13 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の吸入装置において、前記インサート(14)が単一部片として作られていることを特徴とする吸入装置。14 請求項1ないし13のいずれか1項に記載の吸入装置において、前記インサート(14)が相互係合又はスナップ嵌合によって前記支持部分(10)に固定されていることを特徴とする吸入装置。15 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の吸入装置において、前記インサート(14)が撓み可能な材料で作られていることを特徴とする吸入装置。16 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の吸入装置において、前記インサート(14)が水平断面において長円形をなすことを特徴とする吸入装置。
IPC (2件):
A61M 15/00 ,  A61M 11/00
FI (2件):
A61M 15/00 Z ,  A61M 11/00 Z

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