特許
J-GLOBAL ID:200903045629875645

エポキシ基含有ノルボルネン系重合体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西川 繁明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-357208
公開番号(公開出願番号):特開平10-182799
出願日: 1996年12月26日
公開日(公表日): 1998年07月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 誘電特性、耐熱性、及び金属との密着性に優れ、しかも機械的強度や柔軟性等の機械的特性にも優れたエポキシ基含有ノルボルネン系重合体、その製造方法を提供する。【解決手段】 2環構造の繰り返し単位[A1]、及び3環以上の多環構造の繰り返し単位[B1]を含むノルボルネン系付加共重合体を不飽和エポキシ化合物によりグラフト変性させてなる数平均分子量(Mn)500〜500,000のエポキシ基含有ノルボルネン系重合体。2環構造のノルボルネン系モノマー(a)と3環以上の多環構造を有するノルボルネン系モノマー(b)とを周期律表第VIII族に属する遷移金属化合物を主成分とする重合触媒の存在下に付加共重合し、次いで、得られたノルボルネン系付加共重合体に、有機過酸化物の存在下で、不飽和エポキシ化合物を反応させてグラフト変性することを特徴とするエポキシ基含有ノルボルネン系重合体の製造方法。
請求項(抜粋):
式(A1)【化1】〔式中、各符号の意味は、次のとおりである。R1〜R8:それぞれ独立に、水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子、アルコキシ基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド基、シリル基、及び極性基(ハロゲン原子、アルコキシ基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド基、またはシリル基)で置換された炭化水素基である。ただし、R5とR6とで、またはR7とR8とで、アルキリデン基を形成してもよい。〕で表される2環構造の繰り返し単位[A]、及び式(B1)【化2】〔式中、各符号の意味は、次のとおりである。a:0または1である。b:0または1である。c:0または1である。ただし、b+cは、1または2である。R9〜R24:それぞれ独立に、水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子、アルコキシ基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド基、シリル基、及び極性基(ハロゲン原子、アルコキシ基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド基、またはシリル基)で置換された炭化水素基である。ただし、R21〜R24は、2つ以上が互いに結合して、単環、多環、または芳香環を形成してもよく、この単環または多環は、炭素-炭素二重結合を有していても、芳香環を形成してもよい。R21とR22とで、またはR23とR24とで、アルキリデン基を形成してもよい。また、b=1でc=0の場合は、R22とR23とが互いに結合して、R22とR23がそれぞれ結合している2個の炭素原子間に炭素-炭素二重結合を形成してもよい。〕で表される3環以上の多環構造の繰り返し単位[B]を含むノルボルネン系付加共重合体を不飽和エポキシ化合物によりグラフト変性させてなる数平均分子量(Mn)500〜500,000のエポキシ基含有ノルボルネン系重合体。
IPC (3件):
C08G 61/08 ,  C08F289/00 ,  C08G 59/02
FI (3件):
C08G 61/08 ,  C08F289/00 ,  C08G 59/02

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