特許
J-GLOBAL ID:200903045639197106

ドップラー角の自動測定方法及びこれを実施するための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-517458
公開番号(公開出願番号):特表平9-509603
出願日: 1995年11月24日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】本発明は、エコーグラフ画像のエコーグラフ励振方向と血管軸とによって囲まれるドップラー角DAを、血管の初期点(Pi)を前もって指定することにより自動的に測定する方法に関するものである。本発明による方法は以下の工程を含む。初期点(Pi)から開始する第1の等方性の光線追跡(16)を行なって、光線の点のグレーレベルのヒストグラムを形成する工程。前記ヒストグラムにアルゴリズムを適用して、選択された点のグレーレベルを分類する工程。血管の経壁部を限定する第2の光線追跡(18)を行って、三角形のセクタ(12)を有する局部マークを形成し、それに続いて回帰線の傾斜(a)を決定する工程。DA=アークタンジェント(a)としてドップラー角を計算する工程。用途:超音波エコーグラフにより得られる画像の分析。
請求項(抜粋):
超音波エコーグラフによるグレーレベル画像のエコーグラフ励振方向と血管軸とによって囲まれるドップラー角DAを、前記血管軸付近に位置する初期点を前もって指定することにより自動的に測定するに際し、 a) エコーグラフ画像に亘って伝播する光線を用い、前記初期点から第1の等方性の光線追跡を行ない、前記光線に沿って規則的に分布する選択された点のグレーレベルのヒストグラムを形成する工程と、 b) 前記ヒストグラムに適用される画像処理アルゴリズムを実行し、前記選択された点のグレーレベルを、2個の互いに隣接するクラスかグレーレベルで表わされる閾値T1,T2---により分離され、より低い閾値Ti-1によって境界される一方のクラスCLiがエコー画像中の血管の壁部を表わす少なくとも2個のクラスCL1,CL2に分類する工程と、 c) 前記初期点から第2の光線追跡を行ない、各光線の各点のグレーレベルを前記閾値Ti-1と比較し、各光線についてグレーレベルが前記閾値Ti-1に等しいか又はこれより高い第1の端部点P1を規定し、前記血管を、前記初期点を共通点として有する複数の三角形のセクタから成る第1の局部マークの形態として表わす工程と、 d) 前記第1局部マークの座標x(n)及びy(n)を有するN画素に対する線形回帰法を用いることにより、前記第1局部マークの回帰線の傾斜aを、として決定し、この場合、 e) ドップラー角DAを、DA=アークタンジェントaとして計算する工程を含むことを特徴とするドップラー角の自動測定方法。
IPC (2件):
A61B 8/06 ,  G01B 17/00
FI (2件):
A61B 8/06 ,  G01B 17/00 Z

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